コロナ影響で訪問断念 福島の高齢者施設にライブDVD贈る 国見の歌手 川田金太郎さん

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福島県の高齢者施設などに贈るライブ演奏映像を収録する川田さん=雲仙市(川田さん提供)

 東日本大震災で被災した福島県須賀川市の高齢者施設でライブを続けている雲仙市国見町の歌手、川田金太郎さん(61)が、今年は新型コロナウイルス感染拡大でライブ開催を断念し、代わりに演奏映像をDVDに収め、須賀川市の高齢者施設など10カ所に贈った。
 川田さんは2011年の大震災以降、父親の出身地の須賀川市の特別養護老人ホームなどで毎年ライブを開き、復興へのエールを送り続けている。昨年7月には同市の「観光牡丹(ボタン)大使」に就任。昨年10月に台風で甚大な被害を受けていることもあり、「今年も何とかして元気を届けたい」と、DVD制作を決めた。
 ライブは川田さんの自宅で、カメラを途中で止めることなく約45分間収録した。目の前で高齢者らが聴いている想定で「みんな、ただいまー」と呼び掛けてスタート。トークを交えながら、雲仙・普賢岳噴火災害からの復興を願って作ったオリジナルの「がまだせ!」など8曲を演奏。「来年の再会を約束する指切り」のしぐさをして締めくくった。
 DVDは14日に発送。金澤秀三郎雲仙市長の見舞いメッセージ、島原半島の製菓店などからの提供品も同封した。川田さんは「画面を通してだが、心を込めて語り、歌って、絆を強めたい」と話している。