【新型コロナ】15日、神奈川県内43人が感染 3カ月ぶり40人上回る

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で15日、新たに10歳未満~80代の男女43人の感染が明らかになった。うち26人が感染経路不明という。県内で1日当たりの新規感染者が40人を超えたのは、緊急事態宣言発令中の4月18日(44人)以来約3カ月ぶり。

 茅ケ崎市では家族4人の感染が確認された。30代夫婦のほか小学生と未就学の女児2人で、女児が通う市立小学校は15日午後から17日まで臨時休校とした。市保健所は同じクラスの児童約30人ら濃厚接触者にPCR検査を実施する。

 県や川崎市によると、平塚市の20代女子学生と川崎市の30代女性ら計3人は、東京都新宿区の劇場で公演を鑑賞。同劇場の舞台「THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ‼」では、俳優や観客らの集団感染が判明した。

 横浜市では、10~80代の男女12人の感染が確認された。うち5人が経路不明。市によると20代女性看護師は市内の医療機関勤務で、職員や患者計54人を検査した。結果が出た48人は陰性だった。

 川崎市は20~50代の男女11人の感染を発表。うち2人は14日に公表した市立病院看護師と市立小の教諭で、11人のうち5人が経路不明という。

 一方、県によると、職員の感染が判明した大和郵便局(大和市)は15日に業務を再開したという。

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