宮城・大川小の犠牲から教訓学ぶ

岩手の伝承施設職員が訪問

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佐藤敏郎さん(右端)の案内で大川小校舎を視察する、岩手県釜石市の津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」のスタッフら。手前左から2人目は菊池のどかさん=15日午後、宮城県石巻市

 岩手県釜石市の津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」でガイドをする職員らが15日、東日本大震災で児童74人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小を訪れた。当時釜石市立中から避難し助かった職員もおり「未来の命を救うための伝承活動に役立てたい」と話した。

 未来館の関係者約10人が訪れ献花。当時6年生の次女を亡くした佐藤敏郎さん(56)が校舎を背に「学校の裏には逃げられる山があったのに校庭にとどまり避難が遅れ、多くの児童が亡くなった」と説明した。

 未来館の職員菊池のどかさんは震災当時、中学3年生。「経験を伝え、未来の命を救うことが大事だと思う」と力を込めて語った。