19市町村「罹災証明書」の申請開始 熊本豪雨、死者65人に

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 熊本県南部を中心に甚大な被害が出た豪雨災害は15日、罹災[りさい]証明書の交付申請の受け付けが湯前町などでも始まり、全・半壊や床上浸水の被害を確認した23市町村のうち、19市町村で被災者の生活再建に向けた動きが本格化した。被害が大きかった球磨村も、16日から受け付けを開始する。

 災害による住家の被害を市町村が調査・判定して証明する罹災証明書は、生活再建支援金や公費による家屋解体など、各種の公的支援を受けるのに必要。残る人吉市と相良村、山江村も、20日から受け付ける。

 県によると、人吉市で心肺停止の状態で見つかった男性(65)の死亡が新たに確認された。八代市の海上で見つかった2遺体は同市坂本町葉木の男性(81)と球磨村一勝地の男性(52)と確認。県内の死者は15日午後7時現在65人で、県は全員の氏名を公表している。行方不明は2人。

 14日午後7時時点の避難者は人吉市や八代市、球磨村など12市町村が設けた避難所に計2127人。車で通行できず、希望者が残る「孤立集落」は15日正午現在、多良木町の槻木など4市町村の8カ所で134人。断水は同日午後1時現在、あさぎり町など6市町村の約1400戸で、給水車や給水タンクで対応している。(太路秀紀、高宗亮輔)