「力合わせ地域医療守る」 長崎市医師会と西彼杵医師会

 長崎みなとメディカルセンターでの新型コロナウイルスのクラスター発生を受け、長崎市医師会病院部会と西彼杵医師会は15日、ウェブ会議を開き、同センターの外来・入院患者の受け入れに協力することを確認した。市医師会の松元定次会長は会議後「市民の安心のため、各病院が力を合わせて長崎地域の医療体制を守っていく」と話した。
 会議には長崎医療圏(長崎・西海両市、西彼時津・長与両町)の29病院が参加。一般診療を休止した同センターを運営する市立病院機構の片峰茂理事長らが現状を報告し、各病院に受け入れを要請した。
 松元会長によると、同センターが診療科ごとに受け入れを要請する病院のリストを作成。病状が安定している入院患者については、患者や家族の希望があれば、PCR検査で陰性を確認した上で転院について調整する。

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