「心配りできる人に」 視覚障害がある男性 小佐世保小で講話

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児童らに自身の半生などについて講話する牟田口さん=小佐世保小

 生まれつき視覚障害があり、佐世保市ではりなどの治療院を運営する牟田口達也さん(47)が14日、同市小佐世保町の市立小佐世保小(大浦美輪子校長)で講話し、児童らに「障害者と健常者が支え合う社会になるよう、心配りのできる優しい大人になってほしい」と語り掛けた。
 牟田口さんは同市出身。小学校から県立盲学校(西彼時津町)で寮生活を送った。真っすぐ歩行できず、道脇の溝や田んぼに落ちた経験を踏まえ、「私たちは音や匂いで周辺の状況を知る。細かな情報を教えてくれると助かります」と視覚障害者の歩行補助をする際に気遣ってほしいことなどを語った。
 講話後、児童らはアイマスクをした状態での歩行や歩行補助などを体験。5年の筒井ひかりさん(10)は「こんなに大変だとは知らなかった。これからは不自由な人に手助けをしたい」と語った。
 市社会福祉協議会が実施する「ふくし教育」の一環。5年生40人が参加した。