絵本によるまちづくりを進めている有田川町(ありだがわちょう)に、今月(7月)26日、新たな絵本交流施設「ポッポ絵本館(えほんかん)」がグランドオープンします。
ポッポ絵本館は、有田川町下津野(しもつの)の地域交流センター「ALEC(アレック)」の敷地内に完成した絵本にまつわる交流施設です。
外観は、旧・有田鉄道の線路跡の「ポッポみち」に汽車が停車するレンガ屋根の駅のイメージで、「ポッポ」という愛称は一般公募で決まりました。
建物の中は、森に迷い込んだようなあたたかく落ち着いた内装が施され、絵本の読み聞かせスペースや、親子で楽しめるイベントスペース、それに絵本の原画を収蔵するスペースなどが設けられていて、今月26日の午後1時にグランドオープンを迎えます。毎週日曜日の午後1時から4時まで開館します。
有田川町では、オープン前日の25日午後6時から、希少な動物たちに扮した演奏家が絵本をイメージしたクラシックを演奏する「音楽の絵本ダンディズム」コンサートが行われ、そのあとポッポ絵本館の内覧会も行われます。定員は100人で、チケットは3歳以上が1人500円です。
また、オープン初日の26日から9月27日までは、絵本作家の宮西達也(みやにし・たつや)さんら、およそ50人の絵本作家によるサイン色紙展も行われる予定です。