那須町の那須どうぶつ王国で国の天然記念物のライチョウの自然繁殖に初めて成功しました。
那須どうぶつ王国では、絶滅危惧種の二ホンライチョウの野生復帰のため人工繁殖に取り組んでいて、現在5羽のライチョウが飼育されています。
先月には東京の上野動物園からやってきた雄と、那須どうぶつ王国で生まれた雌がペアを組み、9個の卵が産まれました。
親鳥が卵を温める自然繁殖で15日と16日、合わせて4羽が誕生しました。
自然繁殖の成功は那須どうぶつ王国では初めてで、全国では富山と石川に次いで3ヵ所目となります。
親鳥が卵を温め始めてからふ化までは平均21日。今回はなかなかふ化せず、25日経ってから待望のヒナが誕生となりました。
現在は、親鳥の後をついて歩く元気な姿が見られ、体調を観察しながら一般公開も検討していくということです。