藤井聡太「棋聖」タイトル獲得に賛辞集まる「天高く翔ける龍に…」

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7月16日、藤井聡太七段が、第91期棋聖戦五番勝負の第4局で、渡辺明棋聖を相手に3勝し、17歳11カ月という史上最年少で初タイトルを獲得した。

対局を終えた藤井棋聖は、マスクをつけたまま会見に登場。「初戴冠」と書かれた色紙を持ち、報道陣による無数のフラッシュを浴びていた。途中で外したマスクの下からは笑顔が見えた。

初タイトル獲得について、「まだ実感がないのですが、とても嬉しく思っています。これからタイトルホルダーとして、しっかりした将棋をお見せしなければ」と話した。

最年少でのタイトル獲得については、「自分自身で意識することはなかった」という。新型コロナの影響で、対局ができない期間もあったが、藤井は「4月5月と、対局が空きましたけど、それで自分自身の将棋を見つめなおすことができたのはよかったなと思っています」と語っていた。

この日の昼食は、「味噌煮込みうどん」。愛知県在住ならではの選択かとツッコまれたが、「あまり深い意味はないんですけど……(笑)。まあ、味噌煮込みうどんは愛知県の名物でもあるので、対局で結果を残せてよかったです」と苦笑していた。

藤井の快挙に対し、著名人からお祝いの言葉が続々と届いている。

将棋界のレジェンドとも呼ばれる羽生善治九段は、「藤井さんの最近の躍進ぶりを見るとタイトル獲得は時間の問題と思っていました。内容も素晴らしく、目を見張るものがあります。今後も将棋界の新たな道を切り開く存在として活躍されることを期待しています」とのコメントを寄せた。

藤井のデビュー戦で対戦相手を務めた加藤一二三九段も、ツイッターで「藤井聡太新棋聖の御誕生 史上最年少戴冠の偉業達成 心より御祝い申し上げます」と祝福。

続けて、「藤井聡太新棋聖にはその天賦の才を余すところなく発揮し天高く翔ける龍となり、将棋史に於いて今後だれもまだ見ぬ地平を、ときに孤独と闘いながらも勇猛果敢に切り開いていただき、いつまでも色褪せない名局を紡ぎながら、将棋という芸術文化の大輪の花を咲かせていただきたいと願います」と大きく期待を寄せた。

将棋好き芸人として知られるかまいたちの山内健司は、「藤井くんヤバイね 凄いです 藤井棋聖、おめでとうございますー!」とツイート。

他にも、《油断したらすぐに藤井二冠になってそう。よく分からんレベルで凄いな》《凄過ぎ、出来過ぎ。フィクションなら白けるレベル》《コロナコロナで嫌な速報ばかりだったけど、嬉しい速報だね》と、ネット上では大きな盛り上がりを見せていた。

8月には、現在2連勝中の王位戦が控えている。「藤井二冠」という言葉も現実味を帯びてきた。今後いくつの記録を更新していくのか、ますます注目が集まっている。