アルファロメオのクビサ、F1ハンガリーGPでも金曜フリー走行を担当

 アルファロメオのロバート・クビサが、F1ハンガリーGPの金曜フリー走行1回目に走行することが決まった。クビサはキミ・ライコネンに代わってC39を走らせる。

 アルファロメオのリザーブドライバーであるクビサは、第2戦シュタイアーマルクGPで、2020年シーズン初のフリー走行参加を果たした。35歳のクビサの技術的フィードバックは高く評価されており、今週末もアルファロメオC39の改善に貢献することになる。

「C39の開発を迅速に効率良く行うことは、中団でのバトルにおける重要な側面である。ロバートはチームが抱える大きな財産のひとつだ」とアルファロメオF1チーム代表のフレデリック・バスールは語った。

「先週のオーストリアで、彼は素晴らしい仕事を完璧にこなした。また彼にマシンを託せることをうれしく思っている」

「彼がエンジニアたちに提供したデータに価値があることは、すでに分かっている。だが行うべき作業はまだ多くあり、3人の優れたドライバーたちから情報を得られることには、間違いなくメリットがある」

 ハンガリーGPは、クビサの母国ポーランドのファンにとって、サーキットを訪れて英雄的存在であるクビサを応援する絶好のチャンスだった。しかしCOVID-19感染防止のため、ハンガリーは今年3戦目の無観客レースとなる。

「F1マシンをドライブすると、いつだって素晴らしい気分になる。だから金曜日が待ちきれない」とクビサはコメントした。

「感情的なことはさておき、マシン開発がどれだけ重要かということを忘れてはならない。2020年シーズンは、特にスケジュールが詰まっているからね」

「チームはデータとフィードバックを必要としている。貴重な情報をできるだけ提供することが、僕がここにいる理由だ」

「前回は充実した週末になった。僕の目的はチームが次の一歩を、ここハンガリーで踏み出すのを助けることだ」

 シュタイアーマルクGPでのアルファロメオはポイントを獲得できなかったが、オーストリアGPではアントニオ・ジョビナッツィが9位に入賞し、チームにシーズン初ポイントをもたらしている。

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