プレミアリーグで復調を見せているマンチェスター・ユナイテッド。
先日にはオレ・グンナー・スールシャール監督の“相手選手勧誘”も話題になった。
ここでは、『talkSPORT』による「ユナイテッドが獲得しうるセンターバック」を見てみよう。
ナタン・アケ(ボーンマス)
まずはスールシャールが声を掛けた彼から始めよう。
かつてはチェルシーが保有していたアケ。チームは苦しんでいるが、彼はプレミアリーグで最も信頼できるパーフォーマーのひとりとなっている。
スールシャールも指摘したようにレアな左利きDFであり、最終ラインによりバランスをもたらすだろう。
チェルシーの買い戻し条項は今年1月で期限切れになったと伝えられており、ユナイテッドは彼の補強に動きうる。移籍金は4000万ポンド(54億円)ほどとされているが…。
カリドゥ・クリバリ(ナポリ)
常にプレミアリーグ移籍が噂されていたクリバリだが、ついにその時が来たのかもしれない。
新型コロナウイルスによってほぼ全てのクラブが深刻な打撃を受けており、ナポリは希望していた1億ユーロ(121億円)の移籍金は得られないだろう。
獲得コストは7000万ユーロ(84億円)ほどとされているが、29歳という年齢と要求する給与を考えれば、それでもまだ高額に思える。
彼は右利きながら左のCBとしてプレーする選手ではあるが…。
ミラン・シュクリニアル(インテル)
セリエAにいるもうひとりのターゲット。母国のジリナでデビューし、サンプドリアでの2年を経て、急成長したスーパースターだ。25歳という年齢も理想的といえる。
ただ、現在進行中のプロジェクトを考えると、インテルは彼を売りたくはないだろう。特にラウタロ・マルティネスがバルセロナに引き抜かれそうなだけに。
とはいえ、野心のある人間をどう引き止めることができるだろうか?今のユナイテッドはふたたび魅力的な選択肢になった。
ただし、最近は彼自身がそれほど好調ではないだけに、オールド・トラッフォード行きを逃すかもしれない。
ダヨ・ウパメカノ(RBライプツィヒ)
いま彼の名前を知らない人はいないだろう。ヨーロッパで最も高く評価される若手CBだ。21歳と若く前途洋洋といえる。
来季末で切れるライプツィヒとの契約を延長しそうだが、ユナイテッドが獲得に向かえば誘惑できるかもしれない。
最近はアーセナルが獲得レースのポールポジションにいるとされているが、彼らが選手を獲得するためにはかなり売る必要がある。
右のCBを主戦場とする点は痛いかもしれないが、スールシャールがリスクをとるほどのポテンシャルがあるはずだ。契約状況からすれば、移籍金も低くなりえる。
チャーラル・ソユンジュ(レスター)
今季のレスターで本物の宝石となった彼は、前任者ハリー・マグワイアと同じ道を歩むかもしれない。ただ、2人とも左のCBとしてプレーする右利きのCBである。
ソユンジュはボールを持った時の落ち着き、ポジショニングセンス、空中戦の強さを兼備。さらにスキルを見せることもある。プレミア参戦から1年間は控えだったが、その後の飛躍は驚異的だ。
ただ、いつだってレスターは易々と選手を売ることはない。特にベン・チルウェルがチェルシーに移籍しそうなだけに、彼以外の選手を引き抜くのは難しくなりえる。