県知事賞など力作211点 県美術館で県ねんりんピック生きがい作品展

県ねんりんピック生きがい作品展の力作に見入る来場者=長崎市、県美術館

 長崎県内の高齢者が手掛けた美術、工芸作品などを紹介する第17回県ねんりんピック生きがい作品展が16日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで始まった。19日正午まで。無料。
 同展は県や県すこやか長寿財団などが毎年開催。今年は新型コロナウイルス禍で、県ねんりんピックのスポーツ交流大会や文化交流大会が中止になったが、同展は感染防止策を講じながら唯一実施にこぎ着けた。
 絵画、写真、書、工芸・彫刻、共同作品の5部門に出品があった計211点を展示。このうち、共同作品を除く4部門の県知事賞(最高賞)受賞作は、岐阜県で来年開催予定の第33回全国健康福祉祭ぎふ大会に県代表として出品される。
 工芸・彫刻部門に法隆寺と五重塔の竹製模型を出品した長崎市石神町の廣瀬忠義さん(77)は「力作を見てもらえてうれしい」と話した。

 県知事賞受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽絵画=道正信(西彼時津町)▽写真=尾崎勝彦(長崎市)▽書=尼崎利幸(平戸市)▽工芸・彫刻=三角太中(大村市)

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