セルフで魅力たっぷりの《グラデーションヘア》に!やり方と失敗しないコツ

ヘアカラーの中でも人気の高いグラデーションカラーを、セルフでチャレンジしてみませんか。

色のグラデーションを出すなんて、美容師でないと無理なのでは?と思うかもしれませんが、ポイントさえ押さえればセルフでもきれいなグラデーションが実現します。

セルフグラデーションカラーのやり方はブリーチを使う方法と使わない方法の2つ。両方のやり方や成功させるポイントについてご紹介します。

グラデーションカラーの魅力

グラデーションカラーの魅力は、なんといっても「おしゃれに見える」という点です。

色そのもので個性を強調できるため、下ろしただけの髪もアンニュイな雰囲気に変化します。
また、同じヘアスタイルでも色の組み合わせによっては、ロック・クール・キュートとイメージを変えられるのもグラデーションカラーの魅力。

伸ばしかけ or ヘアスタイルを変えずにおしゃれを楽しみたい、という方にもオススメのカラーテクニックです。

@reiww

セルフでできる《グラデーションカラーの種類》

美容院でお願いすると1万~2万円かかるグラデーションカラーも、セルフで行えば10分の1程度の費用ですませられます。
その分、自身で行うにはテクニックが必要であり手間もかかるため、簡単な方法を選ぶと良いでしょう。
セルフグラデーションヘアカラーには、簡単にできる2種類の方法があります。

(1)毛先をブリーチする方法

グラデーションカラーの一般的な方法が、毛先だけブリーチをするやり方です。
毛先の色だけをブリーチで落とし、その上から全体にヘアカラーをすれば、ブリーチ部分だけ色が一段階明るく染まります。

(2)毛先だけ染めない方法

もうひとつの方法は、「トップ~真ん中まで染めて、毛先だけ染めない」方法です。
こちらはブリーチ剤を使わないため髪の傷みが少ない、というメリットがあります。今現在の色を活かしたグラデーションカラーをしたい方にオススメです。
(参考:美容室『Hair room xuxu.』「【カラー】毛先を染めないグラデーションカラー」より)

セルフでできる《グラデーションカラーの作り方》

さっそく、セルフカラーのグラデーションの作り方について、見てみましょう。
毛先をブリーチする方法と、毛先だけ残して全体を染めるブリーチ剤を使わない方法の2つに分けて、ご紹介します。

【1】「ブリーチ」でグラデーションを作る

まずはブリーチを使った場合です。

1. 髪を洗って汚れやほこりを落としたら髪をブロッキングし、さらにブロッキングした髪にビニールのヘアゴムでグラデーションの境目を結ぶ。

2. 毛先からヘアゴムまでの髪の下1/3にブリーチ剤を塗布。

3. ラップでくるんで5分置いたら再び上の1/3に塗り込む→5分置く、これをヘアゴムのところまで繰り返す。

4. ヘアゴムのところまでブリーチ剤を塗ったら、5分放置し洗い流す。
使用したブリーチ剤が15分放置の製品だった場合、すでに3回にわけて塗った時点で15分経過しているため、全体まで塗ったあとは2分程度の放置時間で洗い流してください。

5. 洗い流したら、全体 or 毛先だけカラー剤を塗る。
全体に塗る場合、最初にブリーチをした毛先から塗っておくと色の入り方がきれいです。

6. カラー剤の指定時間まで放置し、洗い流したら完成。

【2】「毛先だけ染めないカラー」でグラデーションを作る

つづいて、現在の髪色を活かしたブリーチ剤を使わないグラデーションのやり方をご紹介します。
こちらの方法はブリーチよりもテクニックが必要なため、丁寧に行ってください。

1. ブリーチする場合と同じように、シャンプーをして乾かした髪を4箇所にブロッキング。

2. 染めたくない部分より少し上にヘアゴムで境界線を作る。

3. お好みのヘアカラーをゴムより上に塗り込む。

4. ゴム周りにヘアカラー剤を指で塗布。

5. おおざっぱに塗り込んだらゴムを外し、色の境界線付近の髪をなぞるように、指で再びカラー剤をのばす。
この工程を行うことで色の境界線が曖昧になり、グラデーションがきれいに出ます。

6. 指定時間だけ放置したら、洗い流して完成。

セルフグラデーションカラーを《失敗しないためのコツ》

@kanami_miyoshi

セルフでグラデーションカラーをすると、よくある失敗が

・思ったほど色の差が出なかった
・傷んでしまった

というものです。

色の差を出すコツ

色の差はブリーチでグラデーションを作る場合、ブリーチで色が抜けにくい髪質だったことや塗布量が足りていないことなどが考えられます。

色をさらに抜きたいのであれば、ブリーチ剤を洗い流したあと再ブリーチを行うことで、より色が入りやすくなります。

ブリーチを使わないセルフグラデーションカラーの場合、もともとの色と新たに染めた色の差が少なかったことが考えられます。
元の髪が茶色の場合、染めるカラーはブラックにするなど、色の差を大きくするとグラデーションが引き立ちます。

また、どちらの方法にも言えることですが、染めた当日はグラデーションが目立たなくても数日たつと色が落ち着き、グラデーションがわかりやすくなる場合もあります。
染めた直後に思ったほどの結果が出なかったとがっかりせず、時間を置いてから対策を考えた方が良いかもしれませんね。

髪の傷みを防ぐコツ

ブリーチ剤やヘアカラーは髪への負担が大きいため、グラデーションが成功しても髪がバサバサになってしまう可能性があります。
これを防ぐには、あらかじめ刺激の少ない液剤を使うことと、カラー後のヘアケアが重要です。

刺激の少ない液剤は市販品ではほとんど売っていないため、ネットで取り寄せるのがオススメです。ヘアケア剤はブリーチ剤・染め液についているものを惜しまず使うようにしてください。
付属の品は使用したヘアカラー製品に特化したヘアケア剤なため、高い効果を発揮します。

セルフヘアカラーでもグラデーションは作れる

@chipi1122

難易度が高いと思いがちなグラデーションカラーですが、丁寧に行えばセルフでもきれいに染まります。
やり方を参考にして、セルフのグラデーションカラーにチャレンジしてみてくださいね。

© 株式会社大新社