英首相、クリスマス前の正常復帰を期待 「最悪の事態にも備えを」

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[ロンドン 17日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は17日、新型コロナウイルスの流行に伴う都市封鎖(ロックダウン)の段階的な解除計画を明らかにし、クリスマス前には正常な状態に戻るよう期待しているが、最悪の事態にも備える必要があるという考えを示した。

英国での新型コロナ感染症による死者は4万5000人超と、欧州で最悪となっている。新たな解除計画には、ボウリング場やカジノ店などの営業再開や観客を伴う屋内活動の許可などが含まれ、在宅勤務に関する一段の裁量も認められる。

ジョンソン首相は「各制限の見直しが進み、早ければ11月以降、できればクリスマスの時期には正常な状態に戻したいというのが私の切なる願いである」と表明。同時に、感染率を抑えることが成功の鍵になるとし、地方自治体にホットスポット封鎖などの新たな権限を与えるとした。

英政府はまた、新型コロナウイルス感染症が冬季に再流行することを防ぐため、イングランドの国民医療制度(NHS)に30億ポンド(38億ドル)を投じる方針を示した。

感染ペースはここ数週間で鈍化しているが、政府報道官は冬季の再流行の可能性に備える必要があると表明。イングランドのNHSに直ちに30億ポンドを拠出するとした。スコットランド、ウェールズ、北アイルランドのNHSにも順次、資金を投じる方針という。