稲佐山山頂リニューアル リージョナルクリエーション長崎 「新たなにぎわいの拠点に」

芝生を敷き、カフェなど3店舗がオープンする稲佐山山頂エリア=長崎市

 長崎市稲佐山の山頂エリアが18日にリニューアルオープンする。屋外や展望台内に芝生を敷き、県産の食材を使った料理などを提供する飲食店3店舗が新たに開店。指定管理者の通販大手ジャパネットホールディングスのグループ会社「リージョナルクリエーション長崎」(長崎市)は17日、関係者を招き、オープニングセレモニーを開いた。
 セレモニーで、ジャパネットホールディングス(佐世保市)の高田旭人社長は「(稲佐山で)長崎のものを使い、長崎でしか味わえないものを提供できる場所にしたい」とあいさつ。中村法道知事は「多くの人に来てもらい、長崎の新たなにぎわいの拠点になることを期待する」と語った。
 リージョナル社は、幸町で長崎のスタジアム建設プロジェクトも手掛けており、将来的に山頂エリアとスタジアムをロープウエーで結ぶ考え。長崎の活性化につなげる狙いがある。
 5月上旬に山頂エリアの工事を始め、16日に完工した。今後、稲佐山の中腹エリアも再整備し、本年度中にオープン予定。18日から約2カ月間、15案の整備アイデアの中から市民に選んでもらう投票型アンケートボードを山頂エリアに設置する。
 8月7日には、被爆75周年「長崎から世界へ平和を~稲佐山音楽祭2020~」(無観客)を開催。歌手のさだまさしさんや、ものまねタレントのコロッケさんらが出演する。

© 株式会社長崎新聞社