新型コロナウイルスの中断によって試合が延期されてきたが、再開されてからそろそろ1ヶ月。プレミアリーグも残りわずかとなった。
移籍マーケットもおそらく10月まで延長されることが認められると予想されており、各クラブがいろいろな動きを見せるはずだ。
今回は『Sportskeeda』や『AS』などから「リヴァプールを離れるであろうスター選手たち」をリストアップした。
ジェルダン・シャキリ
噂があるクラブ:ニューカッスル
2018年にストーク・シティから1350万ポンド(およそ18.2億円)でやってきたシャキリ。多くの人から巧妙な契約として歓迎された。降格したチームで目覚ましいプレーを見せていた彼のパフォーマンスが高く評価されていたからだ。
リヴァプール加入からしばらくはいいプレーをコンスタントに見せており、マンチェスター・ユナイテッド相手に2つのゴールを決めていた。だがサラー、マネ、フィルミーノの3トップには割って入れず、このところは出番も少なくなった。南野拓実が入ったこともあり、もはやこのチームに残れる可能性は乏しくなっている。
デヤン・ロヴレン
噂があるクラブ:ローマ、アーセナル、トッテナムなど
サウサンプトンからリヴァプールへやってきた多くの選手の中でも、かなり成功を収めた存在だ。2000万ポンド(およそ26.9億円)の移籍金と引き換えに加入したが、ときに不安定なところも見せながら200試合近くでプレーし、間違いなくその価値はあった。
ただジョー・ゴメスがもはやレギュラーに定着したことにより、ロヴレンの役割は縮小した。リヴァプールは彼との契約を延長したいと考えているが、選手本人が退団を考えているという。
ハリー・ウィルソン
噂があるクラブ:リーズ
リヴァプールのアカデミーで育成された生え抜き。8歳からこのクラブでプレーしてきたウィルソンは、今季ボーンマスにローン移籍している。プレミアリーグでは十分プレーできるクオリティがあるが、ではリヴァプールで活躍できるかと言えば…という立場だ。
今季27試合に出場して7ゴールを決めており、フリーキックも魅力だが、ボーンマスはおそらく2部へと降格してしまうだろう。リーズ・ユナイテッドが1部昇格に成功した場合彼の獲得に動くという噂も。
ディヴォック・オリギ
噂があるクラブ:ウォルヴァーハンプトン
リヴァプールのまさに「カルトヒーロー」。チャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献し、昨季は何度も重要なゴールを決めていた。しかし、まるでそれが夢であったかのような今シーズンではあった。
今季25試合でプレーしてきたが、3ゴール1アシスト。スウォンジーでゴールを量産しているライアン・ブリュースターが復帰し、中盤でも起用できる南野拓実がいる状況では…。
本人は「スーパーサブでも満足している」と話しているが、現在ウォルヴァーハンプトンが彼の獲得に興味を持っているという。
ジョルジニオ・ワイナルドゥム
噂があるクラブ:レアル・マドリーなど
降格を喫したニューカッスルから、リヴァプールは2300万ポンド(およそ31億円)を費やしてワイナルドゥムを獲得した。その選択は間違いなく正しかったし、中盤にダイナミズムと情熱を与えてくれた。この4シーズンで欠場したのはわずか15試合しかない。
ただ、彼との契約は2021年までとなっている。更新に向けた話し合いは行なわれているが、かなり長い間進展が見られていない。もし代理人が契約延長を拒否した場合、この夏に売却せざるを得なくなるだろう。
特に、噂になっているチアゴ・アルカンタラがリヴァプールにやってくるとすれば…。
マルコ・グルイッチ
噂があるクラブ:ヘルタ・ベルリン、ボルシアMG、ナポリ、ミラン、ラツィオ
2018年から長らくヘルタ・ベルリンへとローン移籍しているグルイッチ。ブンデスリーガではかなり高い評価を獲得しているが、残念ながらリヴァプールに戻っても居場所はないだろう。
ただ、リヴァプール側は2000万ポンド(およそ26.9億円)以上で売りたいと考えており、そのままヘルタ・ベルリンに買い取られるかどうかはわからないという。ボルシアMGも手を伸ばしているとか…。
アダム・ララーナ
噂があるクラブ:レスター、バーンリー、ブライトン
リヴァプールとはすでに新しい契約を結ばないと伝えられているララーナ。ナサニエル・クラインとは違ってシーズン終了までの短期延長にはサインしていたが、今月フリーで退団する。
【関連記事】自粛中にリヴァプール移籍が噂された「ありえない6名」
リヴァプール側は契約延長を求めていたが、ララーナ自身が新しいステップを踏みたいと考えたようだ。かつての恩師でもあるブレンダン・ロジャーズが率いるレスターから誘いがあり、プレミアリーグの様々なクラブとも接触しているようだ。