F1、スーパーGT等実況のサッシャがブログで退院を報告。健康観察を継続し現場復帰目指す

 F1のDAZNの中継や、スーパーGTのJ SPORTS中継など、モータースポーツ界でも活躍するサッシャが7月18日、自身のブログで新型コロナウイルス感染発病以降、症状が回復し、退院したことを報告した。

 ドイツ生まれのサッシャは、FM局J-WAVEなどでのラジオDJ、さらにナレーター、声優、そしてスポーツ実況と多岐に渡って活躍している。ラジオでは非常に豊富な音楽の知識で多くのファンをもつ一方、幼少期から愛好するサイクルロードレースの実況も務めている。

 またモータースポーツも愛好しており、2013年からレース実況にも挑戦。F1、スーパーGT、ル・マン24時間等のスポーツカー耐久、またフォーミュラEも実況。英語、ドイツ語を自由に操り、海外レース中継ではその場での翻訳、現地取材を行う際にはそのまま外国人ドライバーにもインタビューを行うなど、ファンからの厚い信頼を得ている。

 そんなサッシャは、7月11日に自身のブログで新型コロナウイルス感染を報告。都内病院で入院治療をしていたが、症状が十分に回復し、厚生労働省による有症状者の場合の退院基準を満たしたため、退院したことを報告した。

 サッシャはブログのなかで、「入院中は、たくさんの励ましのメッセージに勇気をいただき、治療に専念することができました。本当にありがとうございました。退院後もしばらくの間は、医師の指導に従って健康観察を継続するとともに、関係各所と連絡、調整を取りながら、一日も早く現場復帰できるよう努めてまいります」と記した。

「そして、今回、お世話になりました医療スタッフの皆様、保健所スタッフの皆様に心より御礼申し上げるとともに、わたくし自身、より一層の感染予防に努め、日々を過ごしてまいります」

 7月18日からスーパーGTは第1戦富士を迎えるが、HOPPY Porscheはノーズ部分に『Racing together with you!』というメッセージを入れている。これは今回現地で観戦できないファンへのメッセージとして入っているが、この文言はサッシャが考えてくれたものだという。『with you』にはサッシャも含まれていると土屋武士監督は語っている。

 今後、しかるべき観察継続を経た後、ふたたびモータースポーツ中継でもファンを沸かせてくれそうだ。

ノーズにメッセージが入れられたHOPPY Porsche

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