サメ被害の防止で漁業集落が145匹駆除

©株式会社琉球新報社

 【石垣】石垣市漁業集落は13、14の両日、石垣島近海でサメ駆除に取り組んだ。2日間でイタチザメやツマジロ、オオテンジクザメなど合計で145匹を捕獲した。

 石垣漁港では14日、最大で体重358キロ、体長367センチのイタチザメなど、捕獲されたサメが次々と水揚げされた。見物に訪れた地元の保育園児や観光客らは「大きい」「怖い」などサメの姿に驚きの声を上げた。

 市漁業集落のグループの一つである八重山漁協一本釣り研究会の宮里吉男会長は「魚の値段が低迷する中、サメ被害が重なり大変だ。ことしは被害が多い印象がある。これから2週間ぐらいは効果があるだろう。予算があれば年間5、6回は実施したい」と話した。

◆試食で意外?な高評価 「臭くなくおいしい」 駆除サメでかまぼこ試食会

 【石垣】駆除されたサメが水揚げされた石垣漁港にある八重山漁協敷地内では14日、捕獲されたイタチザメの新鮮な肉を使ったかまぼこの試食会が行われた。見物人や漁業者らは一風変わったかまぼこをおいしそうにほおばった。

 試食会を開いたのは金城かまぼこ店(石垣島かまぼこ)で、13日に捕獲されたイタチザメを使用した。金城球二社長(42)によると、初の試みだという。

 漁協敷地内に設けられた試食コーナーにはサメ駆除の見物人や漁業者らが訪れ、サメのかまぼこをぱくり。「臭くない」「おいしい」と好評の声が多く上がった。

 金城社長は「普通に食べられているかまぼこに近い。臭そうとか、怖いなどのサメの悪いイメージを払拭(ふっしょく)できれば活用できるのではないか」と話した。