プイーグがコロナ感染 ブレーブスとの契約白紙に

2020年シーズンの出場を辞退したニック・マーケイキスの代役としてフリーエージェントのヤシエル・プイーグと契約合意に達したブレーブスだったが、プイーグがブレーブスの一員としてプレーする姿は見られない可能性が高くなった。プイーグは日本時間7月18日、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことを公表。これを受け、ブレーブスはプイーグとの契約を白紙に戻したようだ。

プイーグは陽性反応を示したものの、現在は無症状で、「野球をプレーできるようになったら、すぐにお会いしましょう」とのメッセージも残している。とはいえ、プレー再開には検査で2度陰性となることが必要であり、どれくらいの時間がかかるかは不透明。よって、ブレーブスはプイーグを戦力構想から外し、別の方法でマーケイキスの穴を埋めることを選択した。

ブレーブスとプイーグが契約合意に達した時点では、マーセル・オズーナを指名打者に固定し、プイーグは対右腕時にレフト、対左腕時にライトを守ることが予想されていた。プイーグとの契約が白紙となったことで、ブレーブスはまず、オズーナの起用法を再考する必要がある。

メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは、対右腕時にオズーナがレフトを守る可能性があることに言及。対左腕時はアダム・デュバルをレフトで起用し、オズーナを指名打者に回すことができる。

プイーグが加入すれば、対左腕時にエンダー・インシアーテをスタメンから外し、ロナルド・アクーニャJr.をライトからセンターへ回すことも可能だったが、現時点ではセンターのインシアーテとライトのアクーニャJr.は不動のレギュラーとなりそうだ。

いずれにしても当初の構想から外野手が1人欠けているため、ブレーブスは新たな外野手の獲得を検討する可能性がある。三塁のレギュラーを争っているオースティン・ライリーとヨハン・カマルゴが外野を守る機会も増えるかもしれない。

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