【MLB】大谷翔平は「今までで最高の状態だ」 エ軍打撃コーチが本塁打ショーを確信

本拠地エンゼルスタジアムで打撃練習を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

昨年9月に左膝手術で万全「今まで見た中で最高の状態です。膝は問題ない」

エンゼルス・大谷翔平投手の二刀流復活に期待が高まっている。ジェレミー・リード打撃コーチが17日(日本時間18日)、オンライン取材に報じ、クリーンアップで期待される打者・大谷について、「今まで見た中で最高の状態」と太鼓判を押した。

大谷は18年に114試合出場で22本塁打を放ったが、106試合出場の昨季は18発止まり。昨季は開幕から慢性的な左膝痛に苦しみ、打球に角度が付かなかった。昨年9月中旬に左膝の分裂膝蓋骨を手術。リード打撃コーチの目には豪快な打撃を取り戻しているように映っているようだ。

「18年と今を比較し、体や反応を見ていると、今まで見た中で最高の状態です。膝は問題ないと思いますし、昨年のような痛みを感じている様子もありません。彼の状態を見ていると、打球角度に関しては18年と同じくらいかそれ以上になると思っています」

リード打撃コーチは昨年から打撃コーチに就任。昨年は打者一本で、今季は開幕から二刀流となる大谷は“手のかからない選手”のようだ。

「彼は特別です。見ていて楽しいです。質問が多くなく、手がかかりません。我々は何か必要であれば、いつでも聞いてという立場をとっています。彼は取り組んでいますが、無理をしていません。彼を見ることができて楽しいです。ルーティンやスイングはとても良いです。彼がチームにいて、我々は恵まれています」

13日に中越えへ実戦初アーチ「今、誰にも引けをとらないスイングをしている」

今春のオープン戦は9試合出場し、19打数2安打の打率.105、1打点。結果は出なかったが、中断期間を経た打者・大谷に変化を感じているようだ。

「健康面です。動きがとても良いです。フィールド全体に打てるように見えますし、実際にそうです。今、誰にも引けをとらないスイングをしていると思います。メカニックの問題ではありません。彼のメカニックはとても良いです」

17日(同18日)の試合前まで紅白戦では打者として3試合に出場。打撃成績は12日(同13日)の中越えへの実戦初アーチを含む10打数3安打となっている。60試合と短縮される20年シーズン。二刀流・大谷の開幕ダッシュを期待したい。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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