地元養殖マグロで島おこし 8月16日までフェア 新上五島

オープニングイベントで披露された養殖マグロの解体ショー=新上五島町、カミティ

 長崎県新上五島町内産の養殖マグロを使った料理のフェアが18日、町内九つの飲食店などで始まった。8月16日まで丼などオリジナル料理を提供し、交流人口拡大を目指す。
 県や町、地元養殖業者などでつくる上五島養殖まぐろ振興協議会が主催。初日はオープニングイベントとして、協議会事務局を置く浦桑郷のスーパー「カミティ」が約60キロあるマグロの解体ショーを披露し、買い物客に刺し身を振る舞った。
 フェアでは、食後のアンケートに答えた人に抽選で特産品を贈る。バターライスにあぶった中トロなどを乗せた洋風丼を提供する有川郷の「cafe nanami」の店主、浜崎哲也さん(63)は「生と加熱したものとの、2種類の味わいを楽しんでほしい」と呼び掛けている。協議会の中村繁男会長(71)は「新型コロナウイルス感染対策に留意しながら、マグロで島を元気にしたい」と話した。
 他の参加事業者は▽有川郷=ホテルマリンピア、麺’sはまさき、ビーチホテル浦、潦(たま)り茶屋し喜▽若松郷=遊食館▽青方郷=居酒屋優心、Hotel Aoka Kamigoto▽浦桑郷=和処よかよ。
 問い合わせはカミティ(電0959.54.2415)。

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