通行人に無料でお茶、代々続けて10代目 浙江省寧海県

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通行人に無料でお茶、代々続けて10代目 浙江省寧海県

17日、近隣の住人に酸梅湯を配る童松達さん(右)。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

 【新華社寧波7月20日】中国浙江省寧波市寧海県前童鎮に住む童松達(どう・しょうたつ)さん(84)は、先祖代々続く無料の「茶攤」(ティースタンド)を守り続けて60年経つ。家の中では童さんが火を起こし、長男の妻の胡亜蓮(こ・あれん)さんが湯を沸かし、孫娘の童暁娜(どう・ぎょうだ)さんが酸梅湯(さんめいたん)と呼ばれる梅を使った伝統的な飲み物を作る。童家の人々は自宅から近い古い街道で、自家製の酸梅湯を通行人に無料で提供している。

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17日、通行人に酸梅湯を渡す童松達さんのひ孫、周予童(しゅう・よどう)さん。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

 古くから商人の往来が盛んな同鎮で、童家の人々は進んで慈善を施し通行人に無料でお茶を提供してきた。そのため地元の村人からは「焼茶世家(代々お茶を煮出してきた家)」と呼ばれている。童家の家系を記した「塔山童氏族譜」には、清代の祖先、童維泰(どう・いたい、1771~1845)が同地でお茶を出して4世代目だと書かれている。童さんの世代は、心温まる慈善行為を受け継ぐ10代目に当たるという。

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17日、酸梅湯を作るため火を起こす童松達さん(左)と湯を沸かす胡亜蓮さん。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、当日分の酸梅湯を配り終え、オート三輪で帰宅の途につく童松達さん一家。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、自宅でくつろぐ童松達さん夫妻。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、酸梅湯を作るため火を起こす童松達さん。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、童松達さん(右)が火を起こす様子をそばで見つめるひ孫の周予童(しゅう・よどう)さん。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、完成した酸梅湯を容器に移す胡亜蓮さん。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、前童鎮の古街道で通行人に酸梅湯を配る童松達さん一家。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、通行人に酸梅湯を配るため前童鎮の古街道に向かう童松達さん一家。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、通行人に配る酸梅湯を入れた容器を荷台付き三輪車に乗せる胡亜蓮さん(右)。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

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17日、酸梅湯配りが一段落し、一息つく童松達さん(右)とひ孫の周予童(しゅう・よどう)さん(中央)。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)

通行人に無料でお茶、代々続けて10代目 浙江省寧海県

17日、前童鎮にある石臼。「咸豊七年七月」と刻まれており、史料によると童松達さんの先祖がお茶を煮出すのに用いたという。中にはお茶を煮出すかまどが入っている。(寧波=新華社記者/鄭夢雨)