開幕戦で好成績を残した選手たち 防御率1位はカーショウ

メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは日本時間7月20日、開幕戦の通算成績で各部門1位の選手を紹介する特集記事を公開した。エリアス・スポーツ・ビューロー社のサポートのもと、原則として1900年以降の開幕戦が集計の対象となっている。今年、自身9度目の開幕投手を務めるクレイトン・カーショウ(ドジャース)は防御率で歴代1位にランクインしている。

先発登板数

最多はトム・シーバーの16回。2失点以下の試合と7イニング以上を投げた試合がそれぞれ8回ずつあり、メッツ時代の11回の開幕戦では防御率2.13をマークしている。次点はジャック・モリス、ウォルター・ジョンソン、ランディ・ジョンソン、スティーブ・カールトンの14回。現役最多は今年、自身12度目の開幕投手を務めるジャスティン・バーランダー(アストロズ)となっている。

奪三振

14回の先発登板で107奪三振を記録したランディ・ジョンソンが最多。2位のトム・シーバー(81奪三振)に大差をつけており、2ケタ奪三振を4度マークしているのも歴代最多である。現役最多はジャスティン・バーランダーの69奪三振。

勝利数

先発登板数で2位タイ、奪三振で3位(79)のウォルター・ジョンソンが歴代最多の9勝をマーク。1913~17年には5年連続勝利を記録し、これには5完投と3完封が含まれている(失点の合計は3)。現役最多はクレイトン・カーショウの5勝。

防御率

自責点が両リーグで公式記録となった1913年以降、開幕戦で5回以上先発した投手のなかでベストの防御率を記録しているのはクレイトン・カーショウ。これまでの8回の先発登板のうち、2失点以上の登板は1度だけ(2015年に3失点)で、防御率1.05という素晴らしい成績を残している。ちなみに、今年の開幕戦でカーショウと対戦するジョニー・クエイト(ジャイアンツ)は先発4回で防御率0.64を記録しており、4回以上先発した投手のなかでベストの数字となっている。

出場試合数

最多はピート・ローズの23試合。1963年から1985年まで23年連続で開幕戦に出場した。2位はカール・ヤストレムスキーとハンク・アーロンの22試合、現役最多はアルバート・プーホルス(エンゼルス)の19試合。ちなみに、出場した開幕戦で勝利した回数は、ベーブ・ルースとブルックス・ロビンソンの15回が最多である。

本塁打

アダム・ダン、ケン・グリフィーJr.、フランク・ロビンソンの3人が歴代最多タイの8本塁打を記録。ロビンソンは8本すべてを異なる試合で放ったが、グリフィーJr.は1試合2本塁打が1回(1997年)、ダンは2回(2005年と2007年)ある。現役最多はアルバート・プーホルスとブライス・ハーパー(フィリーズ)の5本塁打。

打率

ギャビー・ハートネットとエイドリアン・ゴンザレスが45打数21安打、ジェフ・ケントが60打数28安打でいずれも打率.467を記録。50打席以上の選手のなかでは歴代最高打率となっている。30打席以上の現役選手では、スターリン・カストロ(ナショナルズ)の.382が最高。ブライス・ハーパーも.375をマークしている。

安打

開幕戦に23回出場して17試合で安打を放ったピート・ローズが歴代最多の31安打。うち11試合でマルチ安打を記録している。次点はジョー・ジャッジ、ジェフ・ケント、カール・ヤストレムスキーの28安打。現役最多はアルバート・プーホルスの20安打となっている。

打点

アダム・ダンの21打点が歴代最多。2005年に5打点、2009年と2011年にも4打点を記録し、この3試合で13打点を荒稼ぎした。2位はブラディミール・ゲレーロの19打点、3位タイはフランク・ロビンソンとジェフ・ケントの18打点、現役最多はアルバート・プーホルスの15打点である。

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