【新型コロナ】海南市のオカ株式会社が豪雨被災の熊本県八代市に物資寄附

海南市(かいなんし)の家庭用品メーカー・株式会社オカが、豪雨災害に見舞われた熊本県八代市(やつしろし)に、靴を履いたまま履けるスリッパや専用マット、厚紙で出来たトイレ用のゴミ箱など、新型コロナウイルス感染防止に役立つ避難所用物資を海南市を通じて寄贈しました。

海南市の神出市長(左)に物資を託す岡社長(右)(7月20日・海南市役所)

オカ株式会社では、もともとスポーツジムなどでの使用を想定して靴を履いたまま履ける大型のスリッパを開発し、業務用として全国に販売していますが、先日の豪雨災害で開設された熊本県内の避難所が新型コロナウイルス感染症の不安と直面している状況を受け、海南市に物資の提供を申し出ました。

これを受け海南市の神出政巳(じんで・まさみ)市長が熊本市の大西一史(おおにし・かずふみ)市長に打診したところ、八代市と海南市がともに石油コンビナートのある自治体の協議会に加盟していることがきっかけとなり、熊本市を通じて物資を八代市へ贈ることになったものです。

八代市へ贈られるスリッパなど

きょう(20日)昼前、海南市役所の市長室にオカ株式会社の岡洋平(おか・ようへい)社長が訪れ、神出市長にスリッパや専用マット、トイレ用のゴミ箱などの支援物資を託しました。

神出市長は「大変心強い。避難所での感染防止が求められる中、このような細かい心遣いの行き届いた物資提供の全国的な窓口になれれば」とお礼を述べました。

岡社長は「神出市長が今すぐ物資を必要としている熊本への提供を考えてくれた。消費者の快適な生活に貢献するのが我々の使命なので、これを機に、新たな気づきがあれば、それを更なる商品開発に活かしたい」と話しています。   なお、オカ株式会社の物資は地元・海南市の避難所用としても提供されます。

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