県陸上選手権 女子200・渡邊(福岡大) 成長示す短距離2冠

【女子200メートル決勝】大会新となる24秒40でトップゴールする渡邊(福岡大、2057)=トランスコスモススタジアム長崎

 陸上の県選手権最終日は19日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で男女計12種目と女子七種競技の後半が行われた。
 コロナ禍によるインターハイ中止を受けて、日本陸連が設けた「全国高校リモート選手権」の指定大会。競技結果を得点化してランキングをつける。
 200メートルの女子は渡邊輝(福岡大)が大会新の24秒40で制した。

 女子200メートル決勝は渡邊(福岡大)が自己新の24秒40でトップゴール。第1日の18日に100メートルも制しており、短距離2冠を達成した。地元で成長を示した大学3年生は「順調に練習できているのが確認できて、いいシーズン初戦になった」と納得していた。
 諫早高時代の自己ベストは100メートルが12秒04、200メートルは25秒12。福岡大に進んでさらに走力を磨き、100メートルは11秒83まで縮めてきた。今季は「日本インカレ決勝進出。リレー2種目は日本選手権出場」を掲げている。
 今大会は目標達成への意識に加えてもう一つ、発奮材料があった。「妹の活躍が刺激になった」。長崎南高の陽は、1年生ながらリレーを含む3種目で上位入賞。初挑戦の400メートル障害も優勝した。長崎県女子短距離のホープは「妹に負けないように、いい記録を出さないと」と姉妹での飛躍を誓った。


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