IR誘致 方向性変わらず 佐世保市 市民団体に回答

©株式会社長崎新聞社

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致計画を巡り、長崎県佐世保市は20日までに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い計画を中止するべきと申し入れをした市民団体に対し、計画を進める「方向性は変わらない」と回答した。
 市民団体「カジノ誘致問題を考える市民の会」が同日、会見を開き明らかにした。
 同団体は1日にIR誘致の中止を求める申し入れ書を市に提出。世界でコロナ禍が広がり、▽カジノ事業者は経営が苦しい状況にある▽インバウンドによる観光の動向は不透明▽地域住民への説明が不十分-とし「IR誘致はカジノ禍を招く」と指摘した。
 市は15日に回答書を提出した。感染症対策は「国の基本方針などに盛り込まれる予定」としたほか、「事業者の参加意向が減退しているとは聞いていない」と反論。市民に対し「引き続き丁寧な説明をする」とした。
 同団体の早稲田矩子代表は「コロナで世界中が慌てている。(誘致を続ける)回答は納得できない」と不満を示した。