短い夏休みスタート 諫早など3市町 校内放送で終業式も

笑顔で通知表を受け取る児童=諫早市立喜々津小

 長崎県内21市町のうち3市町の公立小中学校で20日、1学期の終業式があった。新型コロナウイルス感染症による今春の休校措置を受けて、北松小値賀町を除く20市町が夏休み中に授業日を設定。多くの小中学校で例年より10日前後短い夏休みとなる。
 終業式があったのは諫早市と対馬市、小値賀町。諫早市多良見町の市立喜々津小(金子友久校長、509人)では、「3密」を避けるため校内放送で実施。校歌斉唱や恒例の作文発表を取りやめ約15分で終わった。金子校長は「規則正しい生活や家の手伝いのほか、夏休みにしかできない学習を頑張ってほしい。マスク着用と手洗いを欠かさずに」と呼び掛けた。
 6年の西村環希さん(11)は取材に「休校もあったけど、みんなに会えたのがうれしくて楽しかった」と振り返った。初めて通知表を受け取った1年生は、友達同士で見比べるなどして笑顔を見せた。坂口美羽さん(6)は「夏休みは学校のプールで泳ぎたい」。
 諫早市と対馬市では8月後半に授業をする。県内12市町の小中学校では7月31日に終業式があり、8月8日までに全市町で夏休みに入る。

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