新型コロナ感染は「あしがら」乗組員 海自発表

 海上自衛隊は21日、18日に新型コロナウイルス感染が確認された20代男性の海上自衛官=佐世保市在住=が、佐世保を母港とするイージス艦「あしがら」の乗組員と明らかにした。同艦は、8月17~31日にハワイ沖で行われる環太平洋合同演習(リムパック)に参加予定だったが、濃厚接触者の待機措置などを行うため出港を遅らせる方針。
 海自によると、同艦の乗組員21人が濃厚接触者と判定された。保健所の指示に従い、艦内の消毒のほか、21人を下船させ隔離する措置を取った。改めてPCR検査をする方針。23日に出港予定だったが、措置が終わるまで出港を延期する。佐世保配備の護衛艦「いせ」は乗組員の感染が確認されていないため、予定通り同演習に参加する見通し。

 


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