MUCCを応援する洋菓子店長・中山哲徳さん 「聖地」から情報発信

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MUCCを応援する洋菓子店長の中山哲徳(なかやまてつのり)さん(37)

何とうれしいニュースになったことだろう。国内外で活躍する4人組ビジュアル系バンドMUCC(ムック)。6月10日に発売された最新アルバム「惡」が、バンド初となるオリコンデイリーチャート1位を獲得したのだ。

「大きくなったね!」。メンバーの一人、ベースのYUKKEさんがこう言って、石岡市中心街の店「シャンティ洋菓子店」に入ってきたのは3年前。小学校以来の再会だった。中山哲徳(なかやまてつのり)さん(37)は「彼は年上の幼なじみ。保育園・小学校とかわいがってもらった。突然でただ笑うしかなかったけれど」と話す。

“里帰り”の目的は、ファン向けの会報誌に載せる写真の撮影。メンバーは2人が石岡出身、もう2人も水戸出身で、共に両市の観光大使。「地元愛」を公言してはばからず、会報誌だけでなくPR動画でも茨城が登場する。

店が会報誌で紹介されると、ファンが「聖地巡礼」とばかり、全国からやってきた。「一目瞭然。ビジュアル系のヘアスタイルで、まずこの辺りでは見掛けない若者たちだったから」と中山さん。

店は大正時代創業の老舗。だが中山さんはすぐに跡は継がず、調理専門学校を出てさまざまな飲食業に就いた。そんな中、父親が病に倒れ店を閉じたことを知る。やがて父親は病を克服し、4年前に店を再開。自らも店に戻った。

YUKKEさんとの再会を機に、店ならではのMUCC応援に乗り出した。YUKKEさんの顔を模した「ゆけパン」販売。店にやって来たファンへ、地元ならではの情報発信。「交流から元気がもらえる」と言う。「メンバーは『まだ地元応援が足りない』と頑張ってくれる。そんなMUCCを応援するのは当たり前のこと。自分の立ち位置から、まち活性化へつなげていきたい」