ユニクロ、東京五輪に向け“チーム スウェーデン”結成 卓球界からは元世界王者ら3名

写真:ユニクロのウェアを纏うマティアス・ファルク(写真左・スウェーデン)、ヨルゲン・パーソン氏/提供:ユニクロ

ユニクロは22日、スウェーデン代表トップアスリートと、ユニクロ初のチームブランドアンバサダー「ユニクロ チーム スウェーデン」を結成したことを発表した。

卓球界からは世界選手権2位のマティアス・ファルク(最新世界ランキング9位)、元世界王者のヨルゲン・パーソン氏、車いす卓球のアナ=カリン・アールクヴィストの3名が名を連ねた。

ユニクロ初のチーム単位契約

ユニクロは2019年1月よりスウェーデンオリンピック・パラリンピックチームのメインパートナー兼オフィシャル・クロージング・パートナーとなっており、2021年東京大会、2022年冬季北京大会を含む試合や競技において、スウェーデンの代表選手団と大会関係者にユニクロのアイテムを提供することとなっていた。

今回結成された「ユニクロ チーム スウェーデン」は、東京五輪・パラ五輪内定選手11名と、過去五輪に出場したレジェンド2名で構成される。

ファーストリテイリング グループ上席執行役員の柳井康治氏は「2019年1月にパートナーシップを発表して以来、ユニクロはスウェーデン選手団にウエアを提供してきました。東京オリンピック・パラリンピックに向けては、新たに結成された『ユニクロ チーム スウェーデン』と密に協力し、彼らの優れた洞察を活かし、高品質で革新的、かつサステナビリティの要素を含む新しいLifeWearコレクションのデザインに取り組んでいます。引き続き彼らと協働し、明るい未来の実現に向けて共に前進してまいります」と今回の取り組みについて意気込みを語っている。

卓球界からは3名

卓球からは、五輪内定選手のファルクとアールクヴィストに加え、レジェンド枠としてパーソン氏が入った。

現在54歳のパーソン氏は、世界選手権で4度の金メダルを獲得した際のスウェーデン男子チームのメンバー。1988年ソウル五輪から7大会連続で五輪出場を果たしており、2020年10月からはスウェーデン男子ナショナルチーム監督を務めることとなっている。

写真:マティアス・ファルク/提供:ittfworld

そのスウェーデン男子のエースがファルクだ。2019年の世界選手権で決勝戦まで進出し、以後急速な勢いで実績を積み重ねて世界のトップ選手にまで上り詰めた実力者だ。

ユニクロは、スウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会とのパートナーシップを強化していき、さらに、世界を舞台に挑戦し続けるアスリートの姿を通して、ユニクロが絶え間なく追求するクオリティ、イノベーション、そしてサステナビリティへの取り組みを世の中に伝えていくという。

ユニクロのウエアをまとうスウェーデンチームに注目だ。

アナ=カリン・アールクヴィスト(車いす卓球)コメント

来年、ユニクロのウエアを着て大会に出られることを誇りに思います。 1971年、日本で開催された世界選手権でスウェーデン選手が初めて金メダルを獲得しました。

日本はスウェーデン卓球界にとって思い入れのある特別な場所です。 50年後となる2021年、次は私たちが東京でスウェーデンのオリンピックの歴史を発展させる番です。

ヨルゲン・パーソン (卓球元スウェーデン代表)コメント

写真:ヨルゲン・パーソン/提供:ittfworld

大会は延期になりましたが、依然として、スウェーデンの卓球選手たちは、オリンピックでメダルを母国へ持ち帰ることを目標に頑張っています。2021年は、素晴らしいオリンピックイヤーになるだろうと期待しています。

文:ラリーズ編集部

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