◆ヤクルト5-5横浜DeNA
鬼門が越えられない。4試合連続で浜口が六回途中で降板。「勝負どころ、点を取ってもらった直後のイニングで粘ることができなかった」。約1カ月ぶりの本拠地マウンドも、今季2勝目が遠い。
三回に青木に中前打、五回には村上にソロを献上した。前回の登板まで左打者との対戦打率3割6分8厘という相性の悪さを克服できないでいる。極め付きは1点リードの六回。2死一、二塁で坂口に初球のスライダーを中前に運ばれ痛恨の同点打を許した。
この日は直球が走らずボールが先行した。配球の半分をチェンジアップに頼るも、許した8本の安打のうち3度、その決め球を捉えられた。
六回途中で100球以上を費やすテンポの悪さは3試合連続。「次回の登板ではカウントを有利に進められるよう、調整したい」。先発の柱を担う左腕が、正念場を迎えている。