深田恭子主演「ルパンの娘」続編が決定!「前回とは違った純愛の形を届けたい」

フジテレビ系で昨年7月期に放送された深田恭子主演の連続ドラマ「ルパンの娘」の続編が、10月にスタートすることが分かった(木曜午後10:00、開始日未定)。前作は、2015年に発表された横関大氏の同名小説を原作としており、配信での見逃し視聴数が初回放送後から1週間で124万回再生を記録。同局ドラマ従来の記録を更新するなど、続編を望む声が上がっていた。

前作は、代々続く泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華(深田)と、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)との決して許されない恋愛を描いたラブコメディー。最終回で全国指名手配された“Lの一族”だったが、華の父・尊(渡部篤郎)の機転によって彼らは死んだことになり、華と和馬は無事結ばれた。

今作は、そんな2人がオンボロアパートで新婚生活を始めるところから、物語が動いていく。華の兄・渉(栗原類)が大きなターゲットを見つけたことをきっかけに本格的に再始動を始めた“Lの一族”と、泥棒家業とは縁を切り、平穏な日々を過ごす“普通の主婦”になりたいと願う華の姿を描く。

また、前作でも豪華キャストが話題を呼んだが、深田、瀬戸、渡部、栗原のほかにも“Lの一族”である華の母・悦子役の小沢真珠、祖母・マツ役のどんぐり、祖父・巌役の麿赤兒や、和馬の祖父・和一役の藤岡弘、、父・典和役の信太昌之、母・美佐子役のマルシア、華の幼なじみの泥棒・円城寺輝役の大貫勇輔といったおなじみの面々も、引き続き出演する。

続編決定の報告を受け、深田は「前作の終盤に、現場では“続編があったらいいですね”と話していましたので、それが現実となった驚きと喜び、そして何より皆さんと再会できるうれしさでいっぱいです。自分で言うのも何ですが、こんなに大好きなドラマに再び出演させていただけて本当に幸せです」とやる気に満ちあふれている様子。また、前作で話題となった華と円城寺らのミュージカル調のシーンについて「歌ったりするミュージカル調のシーンは、楽曲もステキだったので今回も楽しみです」と深田が語るように、楽曲にも注目したい。

瀬戸も「続編の話を聞き、個性豊かな共演者の方々とまたご一緒できると思うとワクワクします。そして、監督をはじめスタッフの皆さんとのチームワークも素晴らしかったですし、今までやったことのない本格的なアクションに生身で挑戦したり、踊ったり、歌ったり…。いろいろな意味で大好きな作品でしたし、役者人生でとても印象的な作品でした。その『ルパンの娘』が帰ってくる!!! 興奮しないわけがないです!」と喜びをあらわにしている。

演出と脚本も、前作に引き続き武内英樹、徳永友一が担当。2人は大ヒット映画「翔んで埼玉」(2019年)で、それぞれ「第43回日本アカデミー賞」最優秀監督賞と優秀脚本賞を受賞。彼らが受賞後、初めて世に放つのが今作となる。

さらに、プロデュースする稲葉直人と武内は、映画「テルマエ・ロマエ」(12年)、映画「テルマエ・ロマエ2」(14年)の2作品で合計100億円超えの興行収入を稼ぎ出した名コンビ。これまで数々の大ヒット映画を制作してきたスタッフ陣が、真剣にふざけながら、ホームドラマ、ラブコメディー、アクション、ミュージカルとさまざまなエンターテインメントの粋(すい)を集積させた、「木曜劇場」枠史上、最も異色なドラマということで、前作以上に期待が高まる。

視聴者に向け、深田と瀬戸は「今回は事実婚ではありますが結婚していますので、前回とは違った純愛の形をお届けできたらいいなと思っています。新たな要素もたくさん加わって、“Lの一族”が帰ってまいりますので、ぜひ楽しみにしていてください」(深田)、「“真面目に思いっきりふざける“をテーマに、さらにパワーアップした『ルパンの娘』を皆さんに届けたいと思います」(瀬戸)とメッセージを寄せた。

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