ドジャースがベッツと契約延長 12年総額3億6500万ドル

ドジャースは日本時間7月23日、ムーキー・ベッツ外野手と12年契約を結び、2032年まで契約を延長したことを発表した。球団から具体的な金額については発表されていないものの、関係者がMLBネットワークのケン・ローゼンタールに伝えたところによると、総額3億6500万ドル(約391億円)の超大型契約となっているようだ。

現在27歳のベッツは、2014年にレッドソックスでメジャーデビューし、2018年に打率.346、32本塁打、30盗塁、OPS1.078の好成績でアメリカン・リーグMVPに選出。昨年は少し成績を落としたが、それでも打率.295、29本塁打、16盗塁、OPS.915をマークし、4年連続4度目のオールスター・ゲームに選出されたほか、2年連続3度目のシルバースラッガー賞と4年連続4度目のゴールドグラブ賞を受賞した。

レッドソックスは2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなるベッツとの契約延長を目指していたが、ベッツは10年3億ドル(約322億円)とも言われるレッドソックスからのオファーを拒否。フリーエージェント市場で自身の価値を確かめたい意向を固めていたため、若手外野手のアレックス・ベルドゥーゴや有望株のジーター・ダウンズら3選手とのトレードで、デービッド・プライスとともにドジャースへ放出された。

メジャーリーグでは、昨年3月にエンゼルスがスター外野手のマイク・トラウトと10年3億6000万ドル(約386億円)で2030年まで契約を延長。この時点でトラウトはエンゼルスとの契約を2年残していたため、それと合わせて12年4億2650万ドル(約457億円)と報じられることが多いものの、今回のベッツの契約は、新規で成立した部分だけに着目すれば、トラウトの3億6000万ドルを上回る史上最高額の契約となる。

日本時間7月24日に2020年シーズンの開幕を迎えるメジャーリーグ。ジャイアンツとの開幕戦がドジャースでのデビュー戦となるベッツは、以前にも増して大きな注目を集めることになりそうだ。

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