土砂搬出用の仮橋設置 横浜環状南線工事 周辺住民への影響考慮

横浜市栄区の環状4号上に、大型クレーンで仮橋を設置した

 横浜環状南線の工事を担当する東日本高速道路横浜工事事務所は18日未明、横浜市栄区の環状4号上に、大型クレーンで仮橋を設置した。桂台トンネル工事(仮称)に伴い、掘削時に発生する土砂を搬出するベルトコンベヤーを整備するための対応。

 通常のトンネル整備では土砂を直接トラックに積み込んで搬出するが、工事現場が住宅地に近いことから、周辺住民への影響を考慮したという。

 運用開始は10月の予定。現場から釜利谷ジャンクション(JCT)までの約1.4キロをベルトコンベヤーで運んで搬出する。棟方貴史工事長は「引き続き環境に配慮しながら安全に作業を進めていきたい」と話した。

 横浜横須賀道路釜利谷JCTと戸塚インターチェンジ(IC)間の約8.9キロを結ぶ同線は、2025年度の開通を目指している。

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