階段を上る河童の“足跡” 壱岐・伏見稲荷神社

壱岐・伏見稲荷神社の階段

 壱岐市勝本町の温泉地、湯ノ本地区にある伏見稲荷神社に続く階段に「河童(かっぱ)の足跡」があり、訪れる人を楽しませている。
 河童に関する伝説がある同地区。市民団体「湯本(ゆのもと)きばろう会」(原英治会長)が5年前、神社の改修を業者に依頼した際、施工を担当した地元青年会員でもある若手従業員2人が「河童の足跡を作ったら面白い」と、遊び心から階段を上るようにコンクリートに“足跡”を残した。
 当時、足跡の製作を聞かされていなかった原会長。今では「地域の一人一人が湯ノ本のために考えた証し。夜は神社の鳥居をライトアップしているので、ぜひ訪れてほしい」とPR。

 


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