今日(7/23)はエイミー・ワインハウスの命日。そんな彼女の名言ベスト10

Photo: Alex Lake

近年の音楽史上最も明るく輝く光は、2011年7月23日に消えてしまった、しかし、エイミー・ワインハウスのレガシーは大きくなる一方である。9月14日、彼女の誕生日を祝うべく、メディアの前で素のままの自分を晒し続けた、このアーティストの格言の中で、我々が最も好きなものベスト10を集めてみた。面白いものもあれば、悲しいものもあり、その全ては心を打つものばかりである。というわけで、エイミーの追悼を…。

1. “わたしは残りの人生をカヴァー・バンドで歌って過ごすことになったとしても、喜んでそうした。今後何百万年、何十億年あっても、一連の(テレビ・タレント)ショウに出演することは絶対にない。だって音楽性は他の誰かを判断する為のものではないから。音楽は自分の中にあるもの。ああいったショウに出演する人達はクソだけど、それでも自分達がそうだとはっきり言われるのは、ダメージが凄く大きいと思う”(Qマガジン、2004年1月)

2. “わたしは運命を信じているし、全ての出来事には意味があると思っているけれど、神様がいるとは必ずしも思っていない。でもカルマはすごく信じている。失礼な人達が周りにあまりに多くいるし、彼等には真の友達がいない。そして人生で一番の喜びをもたらしてくれるのは、人との関係…おかあさん、おばあちゃん、それから自分の犬。クツとバッグ以外ではね”(Qマガジン、2004年1月)

3. “6歳か7歳の時、カイリー・ミノーグが好きでマドンナに夢中だった。マドンナの『Immaculate Collection』は11歳くらいになるまで毎日聴いてた。その後ソルトン・ペッパーとTLCを発見したの。もう「ああ、なにこれ…これこそわたしの音楽だ!」って感じだった。わたしと親友のジュリエットは生まれて初めてのバンド‘スウィート・ン・ サワー’を始めて、ふたりはラッパーだった。言うまでもなく、わたしは‘サワー’の方だったんだけどね”(ジ・オブザーバー、2004年)

4. “音楽は人生で自分がすっかり正直になれる対象であり、だから時々歌いたくないと思う曲もある、それがあまりに生々しいから”(Qマガジン、2004年6月)

5. “わたしは女の子っぽい女の子。人生の中で唯一威厳を保っていられるのはこの音楽だけ。人生の中で堂々と振る舞いながら「誰もわたしに触れることはできない。だって誰もわたしに触れることはできないから!」と言える、人生の中のただひとつの空間”(ジ・オブザーバー、2004)

6. “わたしは複雑なコード構成にうんざりしていて、何かもっとダイレクトなものを欲していた。50年代と60年代の女性グループをたくさん聴いていて。それらのシンプルさが気に入っていたの。何が言いたいのかはっきり分かる感じで。それでそういう方法で曲を書こうと思い始めたの”(‘バック・トゥ・ブラック’プレス・バイオグラフィー、2006)

7. “もし自分でやっていなかったら、それを曲にすることなんてできない。自伝的なものでなければならないの。厄払い。その中に自分の全てを注ぎ込んでいる。自分の経験を伝えられるこの表現手段がなかったら、道に迷っていたね”(‘バック・トゥ・ブラック’プレス・バイオグラフィー、2006)

8. “正直言って、わたしは色々な音楽を聴いているわけではない。ちょっと老人みたいね。周りで流行っていることはあまり意識していない。クールで子供達が好きなのは知っているけれど、あまりピンとはきていない。言ってること分かる? 60年代のドゥーワップ、ソウル、それにモータウンの女性グループは凄く聴いている…その姿勢や劇的な様子が好きなの。洗練されたグループはあまり好きじゃなかった。シュープリームスの大ファンではないしね。ゴールディー&ザ・ジンジャー・ブレッズのようなガレージ・ガール・グループが好きなの”(XXL、2007)

9. “音楽をやってギグをプレイするのが大好きだし、それができることを凄く感謝している。でも正直言って、わたしはファン層のことを考えるようなタイプじゃない。そういうことには興味ない”(ビルボード、2007)

10. “自分に才能があるのは分かっている。でも歌う為に(神様に)ここに置かれたわけではない。妻とママになって、家族の面倒を見る為にここに置かれたの。自分のやっていることは大好き。でもここで始まって終わるわけではないのよ”(ローリング・ストーン、2007)

Written By Paul Sexton

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