フッキだけじゃない!「今年で中国を去りうる5人の大物スター」

2016年から中国の上海上港でプレーしてきた元ブラジル代表FWフッキ。34歳になる彼は今年末で満了になる契約を更新しない意思を明らかにした。

ここでは、『Transfermarkt』で、2020年末で契約が満了になる見込みの中国でプレーするスター選手を調べてみた(今後契約が更新される可能性もあり)。

アレックス・テイシェイラ(江蘇蘇寧)

30歳のブラジル人アタッカー。高次元の技巧で突き破るドリブルアタックと得点に直結するラストパスが光る。

2009年のU-20W杯で活躍し、2010年にチームメイトであったドウグラス・コスタとともにシャフタールへ加入。ウクライナではセントラルミッドフィルダーとしてもプレーし、バランスを取る動きや相手の攻撃に合わせた的確なポジショニングも習得した。

2016年冬、リヴァプール移籍も噂されるなか、中国へ電撃移籍。江蘇蘇寧では133試合63ゴール38アシストをマークしている。30歳になったが、まだブラジル代表出場はない。

エラン・ザハヴィ(広州富力)

32歳のイスラエル代表アタッカー。近年の中国史上最大の当たり選手だ。

パレルモ時代にはあのザンパリーニ会長が「カッサーノ以上の才能」と絶賛した逸材だった。ミドルシュートやFKなど中距離からの得点力に加えボックス内でのゴールセンスも高く、2010-11シーズンのCLリヨン戦では伝説的なバイシクルシュートを決めている。

2016年に加入した広州富力では110試合で99ゴールと大爆発し中国を席巻。2017年はリーグMVP、2017年と2019年はリーグ得点王に輝いている。最強助っ人だった彼も今年末で契約満了になる予定。

グラツィアーノ・ペッレ(山東魯能泰山)

35歳になった元イタリア代表の大型ストライカー。高さと強さだけでなく足元もしっかりしており、周りを使うポストワークも申し分ない。

AZでポテンシャルを開花させ、29歳でアズーリデビュー。EUROにも出場し、サウサンプトンのエースだった2016年に中国へ電撃移籍した。当時の選手としては世界5位となる超高額年俸(およそ18億円)も話題に。

また、超美人の彼女ヴィクトリア・ヴァルガさんの存在も中国をザワつかせた。山東魯能泰山では111試合で55ゴールを記録。7月15日で35歳になったが、今後の去就は果たして。

サンドロ・ヴァークナー(天津泰達)

2017年にはFIFAコンフェデレーションズカップ優勝も経験した32歳の元ドイツ代表FW。

190cmを超える体躯ながら鈍重ではなく、ボックス内で待ち構えるよりも裏に抜け出してゴールを奪うほうが得意である。また、スタミナも高く、献身的な姿勢で守備面でもチームを助けられる存在だ。

バイエルン・ミュンヘンで育成された後、2018年1月に古巣へ復帰。背番号2が話題になったが、1年でバイエルンを離れて中国へ電撃移籍した。

天津では26試合で12ゴールを記録。今年末で契約が切れるが、滞在2年で中国を去るのだろうか。

ジョバンニ・モレノ(上海申花)

34歳の元コロンビア代表MF。コロンビア国内では「バルデラマの再来」とも言われた10番タイプのパサーだ。ただし、彼は左利き。

190cmと長身で懐が深く、足裏やリフティングなどボールテクニックは抜群。意外とスピードもあり、ダイレクトプレーからのミドルシュートでのゴールも多かった。

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2012年からプレーする上海申花ではキャプテンも務めるレジェンドであり、229試合で76ゴール37アシストをマークしている。

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