“個人残留” 間違いなし?降格チームで大活躍した5名

リーグ戦が中断するなど、異例のシーズンとなった2019-20シーズン。全リーグが終了に近づく中、降格したチームも決定してきた。

そこで今回は、その中で活躍した選手を『Who Scored』のデータを添えてご紹介したい。

エミリアーノ・ブエンディア(ノリッジ)

3シーズンぶりにプレミアの舞台で戦ったノリッジだったが、1年で降格することとなった。

とはいえシティを破るなど時に勢いを見せており、有望な選手も多い。アルゼンチン出身のブエンディアはその筆頭格だろう。

13歳でレアルの下部組織に引き抜かれた小柄なアタッカーは、スペインでの経験を経て昨季ノリッジへ加入。今季のリーグ戦で7アシストを記録し輝きを放った。

アシスト未遂、ドリブル突破のスタッツも高く、そのテクニックにはビッグクラブからも関心を集まっている。

イブラヒム・サンガレ(トゥールーズ)

今季途中まで昌子源(現G大阪)が在籍していたリーグアンのトゥールーズ。

新型コロナウイルスの影響で早くにリーグ戦が打ち切られ、チームは中断前の順位のまま最下位で降格するという納得し難い結果となってしまった。

そんなチームの中心だったのはコートジボワール代表のサンガレ。長身を活かした守備が持ち味のボランチで、一昨年から頭角を現し始め、その後リーグ屈指の守備職人へと成長した。

今季はほとんどの試合に先発出場し、タックル成功数はリーグ戦で平均3.4回を記録している。

ロウヴェン・ヘニングス(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)

3シーズンぶりの降格となったフォルトゥナ・デュッセルドルフだが、ヘニングス個人にとっては過去最高のシーズンとなった。

これまで2部を主戦場にしてきた32歳のベテランFWは、ブンデスリーガの舞台で15ゴールという素晴らしい記録を残した。

これは、総得点がわずか36点に留まったチームの実に42%を一人で叩き出した計算となる。

ちなみに彼は日本人とも縁があり、カールスルーエでは山田大記、デュッセルドルフでは宇佐美貴史、原口元気とチームメイトであった。

アンドレア・ペターニャ(SPAL)

3シーズンに渡ってセリエAで戦ってきたSPALだったが、今季はセリエBへの降格が決まった。

そんな中、ACミラン下部組織出身のエースFWペターニャは、厳しいチーム状況にあって今季はリーグ戦12ゴールを記録した。

彼は昨季も16ゴールをマークしており、これで2シーズン連続セリエA2桁ゴールを達成、優れた得点感覚を証明している。

その活躍から冬にナポリへの移籍が決定しており、来季からは強豪チームでプレーすることになる。

アンテ・ブディミル(マジョルカ)

1シーズンでのセグンダ降格が決定したマジョルカ。

クロアチア出身のブディミルは、昨季冬の加入後すぐに結果を出し、5位からのプリメーラ昇格の立役者となった長身FWだ。

迎えた今季も、昇格組として苦しむチームでリーグ戦13ゴールをマーク。また、空中戦では平均4.7回の勝利を記録し、久保建英らと共に攻撃を牽引した。

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ちなみに久保は、ブディミルのゴールの内、2つをアシストしている。

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