悪天候に関する特別ルール 中止にせずサスペンデッドで後日再開

メジャーリーグ機構の健康・安全プロトコルにより、2020年シーズンは雨天中止となった試合の扱いが例年と異なっている。試合成立前に雨天中止となった場合、例年であればその試合は後日1回表から再スタートとなるが、今年はサスペンデッド・ゲームとして中断された時点から再開される。これは現時点では2020年シーズンのみに適用されるルールとなっている。

一方、ホーム球団がリードした状態でビジター球団が5回表の攻撃を終えた場合もしくはスコアにかかわらず5回裏が終了した場合、つまり試合が成立した場合は、雨天コールドゲームとして試合終了となる。たとえば、日本時間7月24日のヤンキースとナショナルズの開幕戦は6回表途中で悪天候により中断され、そのまま雨天コールドゲームで終了し、ヤンキースが4対1で勝利した。

なお、試合が成立した場合でも、同点で勝敗が決しない場合、後日サスペンデッド・ゲームとして続きが行われることになっている。

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