清峰高「感謝を音楽で」 コーラス部と吹奏楽部 コンクール中止受け佐世保で演奏会

練習成果を披露する清峰高のコーラス部員=アルカスSASEBO

 新型コロナウイルスの影響でコンクールなどが中止となったことを受け、長崎県立清峰高(北松佐々町、中村太一校長)のコーラス部と吹奏楽部は24日、代替として合同の演奏会を佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで開催した。
 両部の活動を巡っては3月に予定していた「清峰音楽祭」やコンクールなどが中止となった。部員らは演奏前に来場者へ「コロナを経験し『当たり前』の幸せを痛感しました。これまでお世話になった方々への感謝を音楽で伝えたいです」と述べた。
 コーラス部は第73回全日本合唱コンクールの課題曲「いたいな」や、2018年の九州北部豪雨を受けて被災地への思いが込められた曲「昨日よりも優しくなりたい」などを披露。吹奏楽部は20年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲「エール・マーチ」や幅広い年代のポップス・メドレーなどを力強く演奏した。来場した保護者や同校生徒ら約200人は聴き入り、拍手を送っていた。

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