長崎 コロナ感染者死亡 県内2人目 みなとメディカルクラスター関連

 長崎市は25日、新型コロナウイルスに感染し、市内の指定医療機関に入院していた患者1人が24日に死亡したと発表した。県内で感染者の死亡が確認されたのは2人目。
 市によると、遺族の意向で年齢、性別、職業などは非公表だが、高齢で基礎疾患があったという。長崎みなとメディカルセンターの入院患者の感染者が一時入所していた市内施設の関係者。14日のPCR検査で陰性だったが、17日に38度台の発熱があり、再検査で陽性が確認されていた。同センターで発生した新型コロナのクラスター(感染者集団)に関連し、死者が出たのは初めて。
 中村法道知事は「心からお悔やみ申し上げる。1日も早い終息を目指していく」、田上富久市長は「関係機関と緊密な連携の下、感染拡大防止に取り組んでいく」とそれぞれコメントを出した。


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