レアル・マドリーを今夏退団するかも…な9名の選手

新型コロナウイルスによる中断を経て再開されたリーガで大復活し、無傷の10連勝で逆転優勝を果たしたレアル・マドリー。

ジネディーヌ・ジダン監督による政権が完全なる成功を収めていることもあり、今夏のマーケットでは選手の整理が行なわれるとも。

今回は『Sportskeeda』や『footmercato』などから「レアル・マドリーを退団する可能性のある選手」をまとめてみよう。

ブラヒム・ディアス

噂があるクラブ:ベティス、バレンシア

マンチェスター・シティからレアル・マドリーにやってきた才能豊かなMFのキャリアは、想定したようにはうまく進んでいない。ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴのほうが既に優先されており、スキルを見せつけられるチャンスも少ない状態だ。

先日はバレンシアのフェラン・トーレスとのトレードという噂があったが、これについてはもう誰も言及していない。クラブの希望は現金化だが、現実的にはレアル・ベティスへのローン移籍が有力だと考えられている。

ハメス・ロドリゲス

噂があるクラブ:アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、アトレティコ・マドリーなど

ワールドカップでの素晴らしい活躍によって評価を高め、モナコから凄まじい価格で獲得されたコロンビアの俊英。カルロ・アンチェロッティ監督にとっては重要な存在だったが、ジネディーヌ・ジダンの到着が大きな誤算だった。

バイエルンへのローン移籍は成功だったが、買い取られることはなかった。契約は残り1年となっているため、この夏にクラブは放出に動く予定だ。

ルカ・ヨヴィッチ

噂があるクラブ:ミラン、レスター、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルなど

昨年夏にアイントラハト・フランクフルトから獲得されたヨヴィッチは、限られた時間しかプレーすることができず、そしてその気質についても疑問の声が上がっている。怪我も多く信頼に値しない1年になってしまった。

ベンゼマもまだまだ健在…であるどころかピークにあることを証明しており、レアル・マドリーは今夏彼を売却してもいいと考えているそうだ。適切なオファーがあれば退団の可能性は高い。

イスコ

噂があるクラブ:マンチェスター・シティ、チェルシー、リヴァプールなど

この数年ずっと退団の噂が流れながらも残留してきたイスコ。とはいえ、中盤にはカゼミロ、クロース、モドリッチ、そしてバルベルデが入り、ウイングにもロドリゴ、ヴィニシウス、アセンシオ、アザールがいる。その立場はかなり微妙だ。

ただ、プレーすれば必ず活躍してくれることは証明されている。複数のトップクラブが彼の獲得に興味を持っていると言われており、そろそろ退団を決意するという噂も。

ギャレス・ベイル

噂があるクラブ:トッテナム、ニューカッスル、中国、アメリカなど

彼がまるでレアル・マドリーの不満分子のように扱われてから何年経つだろうか。昨年夏にも放出される可能性が高かったそうだが、ベイル自身が退団を望まなかったという。

代理人のジョナサン・バーネットは「ベイルは退団しない」と宣言しているが、クラブ側は常に彼を放出するチャンスを伺っているように見える。果たして今夏はどうなるか…。

ルーカス・バスケス

噂があるクラブ:トッテナムなど

現在レアル・マドリーの内部で彼と契約を延長するかどうかで意見が別れている…という報道も。ユーティリティープレイヤーであることを考えれば貴重な存在だが…。

報道によれば「ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるトッテナムが彼の獲得に関心を抱いている」という。バスケス自身はプレミアリーグでの挑戦を求めており、何年も英語を勉強してきたとも…。

マリアーノ

噂があるクラブ:グラナダ、バレンシアなど

レアル・マドリーの下部組織で育成されたストライカーだが、フランスリーグのリヨンに移籍して大ブレイク。その活躍からレアル・マドリーに買い戻されることになった。

だがスペインではほとんどプレーするチャンスを与えられていない。SNSでも彼は既に謎めいたメッセージで退団を匂わせている。グラナダやバレンシアが移籍先の候補として伝えられる。

ダニ・セバージョス

噂があるクラブ:アーセナル、ミラン、バレンシア、ベティス

今季アーセナルへとローン移籍したダニ・セバージョスは、ミケル・アルテタ監督の下で重要な選手になった。今のところは契約が残っているレアル・マドリーに戻ることになるというが、本人もアーセナルも完全移籍やローン延長を望んでいる。

契約には買い取り条項が付随していない上、資金面でアーセナルはそれほど投資できないとも。ローン延長が現実的だが、他のクラブも注目しているとのことで…果たしてどうなるか。

ヘスス・バジェホ

噂があるクラブ:グラナダ、ドイツのクラブ

今季前半戦でウォルヴァーハンプトン、後半戦でグラナダへとローン移籍していたDFヘスス・バジェホ。かつてブンデスリーガでも実力を見せた彼は、グラナダへの完全移籍が噂されている。

レアル・マドリーは700~800万ユーロ(およそ8.7~9.9億円)ほどで保有権の50%を売りたいと考えているとのこと。グラナダ以外にもドイツのクラブが関心を持っているそうだ。

ただ、もしナチョが退団を求めた場合にはレアル・マドリーに残る可能性も…と『Marca』が伝えている。

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