横尾渉が詠んだ「茶封筒」の句にキスマイファン感涙

芸能人の隠れた才能を専門家が査定するカルチャースクールバラエティ番組「プレバト!!(TBS系)」。俳人、夏井いつき先生の辛口な添削と負けず嫌いな生徒との掛け合いが人気だ。7月23日放送の「プレバト!!夏の炎帝戦」では、Kis-My-Ft2の横尾渉が素晴らしい句を詠んだ。

「封筒」からイメージしたのは「茶封筒の日」

 「プレバト!!夏の炎帝戦」は、名人と特待生のみが参戦する夏の俳句タイトル戦で、名人と特待生のみが参戦。ジャーズメンバーのうち最もランクが高い名人4段のの横尾渉(Kis-My-Ft2)と特待生4級の河合郁人(A.B.C-Z)。 

この日のお題は「封筒」で、横尾は「夕虹や デビュー知らせし 茶封筒」という句を詠んだ。「茶封筒」とは、2011年2月12日、東京国立代々木競技場第一体育館でKis-My-Ft2のライブ中に、ジャニーズJr.が茶封筒を持って登場。リーダーの北山宏光が茶封筒を開けるとデビューを告げるメッセ―ジがジャニーさんの手書きで書かれており、北山が読み上げるとメンバーは抱き合い、喜びを爆発させた。

グループ結成から7年、バックダンサーとして長い下積みを経て、諦めかけたときもあったというが、ようやく届いたデビューメッセージのサプライズ。ファンにもメンバーにも忘れられないデビューが決まった特別なこの日は、ファンが「茶封筒の日」として語り継いでいる。

七色に7人のメンバーを重ねた「夕虹」

「夕虹や デビュー知らせし 茶封筒」の句とともに、デビューが決まった瞬間の映像が流れ、横尾は、自分の人生が変わった日の句で、夕虹でキスマイのメンバー7人を表現したこと、デビューが決まった日を ファンから「茶封筒の日」と呼ばれていることを話した。

その句は、惜しくもAブロックの2位で補欠(敗者復活戦)になり、横尾は悔しがったが、辛口評論の夏井先生は「自分の思いが凝縮されている句。ストレートで、ほほえましい句。あえて直さないでおきましょう」と評価した。

SNSでは「横尾」「茶封筒」がトレンドワードに。「茶封筒の日を書いてくれてありがとう」「ファンを泣かせるいい俳句」「夕虹にこめた思いもステキ」「茶封筒の日の映像も流してくれて泣いた」「キス担には1位だよ」といったコメントと共に泣き顔の絵文字がたくさん並んだ。

当時悔し涙を流した河合郁人も笑顔で「この句大好き」

別なブロックで参戦していたA.B.C-Zの河合郁人は「この日(デビューが決まった日)のことをすごく覚えている。(ひと足先にデビューが決まったKis-My-Ft2に素直におめでとうを言えず)湯船で泣いたけど、俺この句、すごい好きです!」と満面の笑顔で語った。

Kis-My-Ft2とA.B.C-Zは、Jr.時代から同じステージに立ち、切磋琢磨してきた戦友であり盟友。Kis-My-Ft2がデビューした翌年、A.B.C-ZもDVDデビューが決まり後を追いかけた。そんな河合見て「フミキュンの笑顔が沁みる」「エビキスの素敵な関係だよね」としみじみ語るファンの声もあった。

次週の7月30日の「プレバト!!夏の炎帝戦」は、Kis-My-Ft2の北山宏光、千賀健永が参戦する予定で、どんな句を詠むのか楽しみだ。

〈ライター/佐藤 ジェニー〉

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