1泊3000円!源泉かけ流し珠玉の湯が楽しめる温泉宿に泊まってみた【リブマックスリゾート川治】

1泊素泊まり、たった3,000円で楽しめる宿があるとの情報を聞き向かったのが、栃木県鬼怒川温泉の上流にある川治温泉。しかも源泉かけ流しのやわらかくて、なめらかな湯を楽しめるお風呂自慢の宿なのだとか。果たしてどんなお宿なのでしょうか?

真っ白いスパ風風呂にやわらかな源泉がとうとうと溢れる

1泊素泊まり3,000円~という、破格ともいえる値段で宿泊できるのが栃木県川治温泉にある「リブマックスリゾート川治」。全国に宿泊施設を展開するリブマックスホテルズ&リゾーツの一施設ということで、画一的なチェーンのお宿かと思いきや、見事にその予想を裏切る至福の温泉を楽しめました!

この白い大理石で彩られた真っ白な大浴場をご覧ください!美しさすら感じるリゾートスパのような雰囲気で、長さ約6mはある湯船の向こう側は一面のガラス張り。男鹿川の渓谷に包まれた開放感いっぱいの景観が広がります。

そのお湯がやわらかくて、なめらかなこと!真っ白な大理石と光の加減によってスカイブルーに輝くきれいな湯は単純泉。自然湧出の自家源泉を3本所有し、その内の2本をブレンドした湯は、加水・加温なしの100%源泉かけ流し。

この内湯「十三泉(とうさんせん)」だけでも、温泉の醍醐味は十分楽しめるのですが、露天風呂「山河」も併設。テラスに張り出すようにある丸い湯船は、まさにリゾートスパのよう。

直径約3.5mのテラコッタ風の湯船の肌触りも心地よく、眼前に広がる峡谷の山並みを眺めながら入る温泉は格別。ややぬるめの湯になっているので、のんびりとお湯を楽しむにはもってこいです。

静寂の湯で楽しむ川面を渡る風・音・香り

川治温泉の有名旅館 “らんりょう”をリノベーションし、2017年に開業した「リブマックスリゾート川治」。当時から元湯としての役割を担い、3本所有している源泉の1本は今も他宿へ給湯しているのだとか。川治温泉の中でも、トップクラスの湯量を誇っているのです。

これだけで温泉は終わりません!もうひとつ大浴場があるんです!それが3つの露天風呂がある「日光」。これがまた素晴らしいこと!先ほどのスパのような洋風とは打って変わり、和風情緒に包まれた湯を楽しめます。

男鹿川の河畔にある黒御影石を使った露天風呂は自然林に包まれ、湯面に緑を落とすほどの清涼な湯。川の音と小鳥のさえずりを耳に、静寂さを感じながら源泉かけ流しの湯を堪能できます。火照った身体に、川を渡る風がなんとも心地よいこと。

十和田石の青みが美しい岩露天や陶器を使った壺風呂などもあります。

もちろん内湯も併設。ゴツゴツとした岩山がむき出しになった野趣あふれる「蘭陵(らんりょう)」には、洞窟のような一角も。自分の好みの位置を探しながら入る風呂もオツなものです!

前室まで付いた広々した客室からの渓谷が美しい

3,000円で宿泊できる客室はどんなものかと思いきや、十分過ぎる内容。10畳の主室に広縁、2畳の前室、フローリングのパウダールームなどからなり、広さは約33平方メートル。

全72室が男鹿川に面した造りで、高層階からは温泉街や渓谷美を望むことができます。

4階建ての本館と6階建ての別館からなり、今回宿泊したのは別館にある和室Aタイプ。ほかに12畳の主室からなるベッドタイプの和室B、ペットと宿泊できる和室ペット、露天風呂やシモンズのベッドが配されたラグジュアリーで和モダンな客室もそろっています。

ラウンジには自由に飲むことができるコーヒーも

2階に位置するロビーフロアからも渓谷美を楽しめるように、ソファーやチェアを数多くレイアウト。

ロビー脇にあるフリーラウンジでは、コーヒーを自由に飲むことができ、使い勝手がいいです。徒歩圏内に商店はあるものの、コンビニエンスストアはないので、とくに素泊まりのときは注意が必要。昼食や夕食をとることができる飲食店は宿の周辺に数軒あります。

リブマックスリゾート川治

住所:栃木県日光市川治温泉川治11

電話番号:0288-78-0011

料金:1泊素泊まり1名3,000円~ 1泊2食付き1名6,850円~

CHECK IN/OUT:15:00/11:00

客室数:72室

アクセス:電車/野岩鉄道「川治湯元駅」より徒歩10分(無料送迎あり) 車/日光宇都宮道路「今市IC」より国道121号を経由して約30分

URL:https://www.livemax-resort.com/tochigi/kawaji/

※2020年7月現在、新型コロナウイルス感染症対策のためサービス体制や料理提供方法などが通常と異なることがあります

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