東京五輪“デザイン盗作騒動”佐野研二郎氏の今…「あの大仕事」に関与

©株式会社日本ジャーナル出版

(C)Krakenimages.com / Shutterstock 

新型コロナウイルス騒動がなければ、今ごろ『東京オリンピック2020』が開幕しているハズだった。大会エンブレムの変更やメイン会場となる新国立競技場のデザイン変更など、紆余曲折があっただけに、延期に関しては日本国中で落胆の声が上がった。

ところで、盗作疑惑で話題になったデザイナー・佐野研二郎氏は今、何をしているのだろうか。

佐野氏が、東京オリンピック・パラリンピック大会の公式エンブレムに選出されて話題になったのは2015年。その後、そのエンブレムがベルギーの『リエージュ劇場』のロゴに酷似していると、ロゴの作者から指摘を受けた。佐野氏は、そのようなロゴは全く知らないもので制作時に参考にした事実はないと反論したが、採用取りやめが決定。エンブレムは再公募を経て、現在の『組市松紋』に決定した。

佐野氏の災難はこれだけではなく、ネット上で過去の作品のパクリ疑惑も数多く指摘され、ネット民の〝おもちゃ〟と化した。中には公式に取り上げられ、大問題へと発展したものも。こうしてトップデザイナーであった佐野氏の評判は、一気に地に落ちることになった。

みんなが知っているCMも手掛けていた!

しかし17年、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の公式ファンサイト『新しい地図』のロゴを佐野氏がデザインしていたことが発覚し、再び世間の注目を集める。14年に『SMAP』が出演した『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系)のポスターを佐野氏が手掛けており、その際に株式会社CULEN(「新しい地図」が所属する芸能事務所)の飯島三智社長と関わりを持っていたようだ。

さらに18年にはNHK Eテレの番組『オドモTV』のアートディレクションを担当。佐野氏が設立したグラフィックデザイン事務所『MR_DESIGN』のウェブサイトをのぞいてみると、本田翼でおなじみの『LINEモバイル』CMのアートディレクション、『メルカリ』のCMやロゴデザイン、サントリー『GREEN DA.KA.RA』のCMやグラフィックデザイン、映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』のポスターなどといった〝大仕事〟をしていることも分かる。また、香取慎吾の出演するサントリーやファミリーマートのCM仕事にも関わっていた。

世間では〝ウサンくさい〟というイメージを持たれてしまった佐野氏だが、業界での評判は今も超一流のようだ。

【画像】

Krakenimages.com / Shutterstock