出張先から帰省 諫早の20代男性感染 長崎県内52人目

 長崎県は26日、県外企業に勤務する諫早市の20代男性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市での感染者確認は5人目、県内では52人目。濃厚接触者5人のPCR検査では、全員の陰性を確認した。
 男性は22日、長期出張先の愛知県から博多経由でJR諫早駅まで新幹線と在来線を乗り継いで帰省した。鉄道車両内ではマスクを着用し、諫早駅から自宅までは自家用車で移動した。
 23日に鼻水などの症状が出た。出張先で一緒だった石川県在住の同僚からコロナ感染を24日に告げられ、25日に検査を受けて陽性と判明。26日に県内の感染症指定医療機関へ入院した。
 一時37度8分の熱が出て、味覚障害などの症状が残るが、軽症。帰省後は外を出回っていない。県は出張先で感染したとみている。
 一方、県は、20日にLAMP法検査で陽性となり、現在入院中の島原市の50代女性について、21日にPCR法などで再検査し、陰性となっていたことを明らかにした。女性は18日に喉の痛みなどが出たが、24日に症状はなくなったという。県は専門家の意見を聴きながら、改めて感染していたかどうか調査する。

 


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