【MLB】日本人6選手が出場…前田健太が新天地で初勝利、大谷&山口は1死も取れず防御率∞

ともに今季初先発したエンゼルス・大谷翔平(左)とツインズ・前田健太【写真:AP】

ブルージェイズ山口はメジャー初登板の場面がタイブレーク、黒星スタート

メジャーリーグでは26日(日本時間27日)、各地で試合が行われ、日本人6選手が出場した。エンゼルス・大谷翔平投手が投手として、アスレチックス戦に今季初登板初先発も自己最短KOの0/3回、5失点で降板した。ツインズ・前田健太投手は移籍後初登板を勝利。メジャー初登板のブルージェイズ・山口俊投手は延長10回タイブレークで登板も逆転負けで初登板初黒星。マリナーズの菊池雄星投手も今季初登板で勝敗付かず。レッズの秋山翔吾外野手は1安打、レイズの筒香嘉智外野手は1打数無安打1打点だった。

エンゼルスの大谷は2018年10月の右肘のトミー・ジョン手術後初、693日ぶりの公式戦登板。しかし、立ち上がりから不安定で、先頭から中前打、連続四球で無死満塁のピンチを招き、オルソンに押し出し四球。後続にも右前2点打、右前適時打を許して降板。1死も取れずに3四球3安打5失点だった。チームも4-6で敗れ、大谷は今季初黒星を喫した。

ツインズに移籍した前田はホワイトソックス戦に先発。初回から順調な滑り出しだった。5回無死二塁からロベルトに2ランを浴びたが、5回4安打2失点、6奪三振。味方打線は初回に4得点、2回にも5得点。4回までに10点と前田を序盤から援護。試合も14-2で勝利。前田は3年連続でシーズン初登板初勝利となった。

念願のメジャー初登板となったブルージェイズ・山口俊投手は黒星スタートとなった。敵地で、筒香嘉智外野手の所属するレイズ戦にリリーフ登板。タイブレークとなった延長10回、味方が1点を勝ち越した場面で登板。無死二塁から四球を与え、続く打者に右翼線へ2点適時三塁打を浴びて、逆転サヨナラ負け。1死も取れず、敗戦投手に。記念すべき初登板は11球、あっという間の幕切れとなってしまった。

アストロズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

筒香は途中出場もチームの勝利に貢献、秋山はメジャー初盗塁をマーク

マリナーズの菊池雄星投手は敵地のアストロズ戦に先発。3回2/3を投げ5安打5失点だった。初回に2点の援護をもらったが、その裏、すぐにブレグマンに適時二塁打を許し、失点。4回にも2点をもらったが、直後にヒットと2四球で無死満塁のピンチを迎えると、左前適時打、押し出し四球などで、一挙4点を奪われ、逆転を許した。制球難を露呈した。その後、マリナーズは逆転勝利。菊池に勝敗は付かなかった。

レイズ・筒香嘉智外野手は本拠地のブルージェイズ戦に出場。スタメンからは外れたが、7回に代打で登場し、1打数無安打1打点1四球だった。3点ビハインドの7回1死一、三塁で二ゴロを放ち、三塁走者が生還し、1打点をマーク。2点差の9回2死一、二塁では四球。チャンスを広げ、同点につなげた。試合は延長10回、タイブレークでブルージェイズ・山口を攻略し、チームは勝利した。

レッズの秋山翔吾外野手は本拠・タイガース戦に「6番・左翼」で先発出場。2回2死からの第1打席で左前安打を放った。その後、メジャー初盗塁もマーク。4回の第2打席は見逃し三振、6回には相手が左腕投手となったため、代打を送られ、交代した。2打数1安打1盗塁だった。(Full-Count編集部)

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