玉木宏、「竜の道」で初共演・高橋一生の印象は「よくしゃべる」

玉木宏と高橋一生が、7月28日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」(火曜午後9:00)の取材会に出席した。

同ドラマは、2015年に急逝した作家・白川道氏の未完の同名小説を原作に描く、養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐(ふくしゅう)を誓った双子の物語。復讐のために心を捨て、顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公・矢端竜一を玉木宏、その竜一の双子の弟で運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚・矢端竜二を、玉木と初共演の高橋一生が演じる。2人の血のつながらない妹・吉江美佐を松本穂香、2人のターゲットである冷酷な会社社長・霧島源平を遠藤憲一が演じる。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で撮影・放送が延期していたが、撮影を再開し、このほどクランクアップ。放送がいよいよスタートする。

玉木は「撮影が始まったら終わらせるということが普通だった中で、まさかこういうことになるとは思ってもいなくて、緊急事態宣言の最中での撮影だったので、ドラマ自体も中止になるのではないかと思っていました」と不安もあったようだが、「再開させた以上は撮影を撮り終えることが僕らの責務。昨日無事に撮り終えることができて一安心しましたし、それはひとえにスタッフの皆さんの協力があってのことです」と感謝の意を表した。

また、高橋も「誰一人欠けることなくクランクアップできたことはうれしいこと。作品自体がだめになる可能性をはらんでいる中で、まずは撮影が最後まで完走できたというのはチームの士気の高さゆえ」と同調し、「奇跡的に撮影を終わらせることができて、ひとまず皆さんに届けられる素材ができたのは喜ばしいことです」と完走を心から喜んだ。

初共演の高橋ついて、玉木は「双子役ということで、一生くんとは共通項を探すためにいろいろと話したけれど、アウトドアが好きだったことが共通点です。一生くんはおしゃべりだし、すごくフラット。同世代の同性と一緒にお仕事することが最近なかったので、すごく刺激を受けました」とエピソードを明かした。

その高橋は「玉木さんには、自分の見せなくてもいいようなところを見られてしまうという毎日でした。『よく食べるね』『よくしゃべるね』と言われたり、大口を開けて寝ているところを見られたりしました(笑)」と照れつつ、「それくらい、兄弟としての自然な感じと距離感が作れたんだと思います」と信頼を寄せていた。

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