山本寛斎さんデザイン酒ラベル・九重雑賀社長が追悼

世界的なファッションデザイナーの山本寛斎(やまもと・かんさい)さんが、7月21日に76歳で亡くなりました。外国人観光客向けに寛斎さんがデザインしたラベルの日本酒や梅酒などを販売している、紀の川市桃山町(ももやまちょう)の酒造メーカー・九重雑賀(ここのえさいか)の雑賀俊光(さいか・としみつ)社長は和歌山放送の取材に応じ、追悼のコメントを寄せました。        九重雑賀では、日本を訪れる外国人観光客に向けて自社製の日本酒や梅酒などの販路を拡大しようと、2015年に寛斎さんの弟の斎彦(よしひこ)さんが社長を務めるプロデュース会社「寛斎スーパースタジオ」と連携して、「山田錦 純米大吟醸 雑賀(さいか)」や「雑賀本格梅酒」それに「雑賀柚酒(ゆずしゅ)」のパッケージやラベルのデザインを作成し、羽田空港や成田空港、関西国際空港などの免税店やネットショップなどで販売しています。   「山田錦 純米大吟醸 雑賀」のラベルには、蔵元の祖先で雜賀衆の頭領「雜賀孫市(さいか・まごいち)」がモチーフに使われていて、紀州の侍のイメージを明るく繊細な色使いで表現しています。

九重雑賀の雑賀社長は「海外とのご縁を本当に有難うございました。これからも寛斎さんデザインのお酒を販売してまいります」と話し、寛斎さんを追悼しました。

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