トイレカー“派遣” 熊本・球磨村に島原市

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球磨村に向け出発するトイレカー=島原市役所

 長崎県島原市は27日、記録的豪雨の被害に遭った熊本県球磨村に、洋式トイレを軽トラックの荷台に設置した「トイレカー」1台を貸し出した。同日、職員の運転で同村に向け出発した。
 トイレカーは災害時の避難所などで活用するため、雲仙・普賢岳噴火災害を経験した市が4月、九州の自治体では初めて導入。洋式便器、手洗い器各2基と貯水タンク100リットルを備える。便槽タンクは280リットルで、くみ取りなしで最大100回程度使用できる。
 市が21日、熊本県に災害支援を申し出て、トイレカーの“派遣”が決まった。提供期間は決まっておらず、当面、現地で活用される見通しだ。
 市役所であった出発式には職員約30人が出席。古川隆三郎市長は「被災地ではボランティアスタッフのトイレが不足している。困ったときはお互いさま。現場で活躍してほしい」と話した。